4HERO
4HERO インタビュー147号
ディーゴとマーク・マックからなるウエスト・ロンドンの重鎮、4ヒーロー。'90年代にブレイクビーツのあり方を根本から変え、ドラムンベースの方向性を決定づけたカリスマだ。'91年のデビュー以来、これまでに4枚のアルバムをリリースし、「Star Chasers」や「Hold It Down」などのフロア・アンセムもたたき出している。しかし近年は、ヴィジョニアーズやDKDなどの別名義で個々に活動、このたび約6年ぶりの新作『Play With The Changes』が届くまで、事実上の解散状態にあると思われていた。ディーゴは語る。
「まぁ実際、マークとはほとんど連絡を取っていなかったな。ガハハー(爆笑)。4年前にマークと“そろそろアルバムをつくろうか?”と話し合い、自然な流れで着手したのが今作なんだ。お互い自由に曲を書き、持ち寄ったものを1枚にまとめたのさ」
え!? ということは、一緒にスタジオ入りはしなかったのだろうか?
「あぁ。実は前作でも別々に作業したんだ。二人ともソングライター兼プロデューサーだからな(笑)。ゲストも、それぞれが手がける楽曲に、自分の好きなアーティストを呼んでいるんだ。マークも俺も好きなことを自由にやったよ。お互いにリスペクトし合っているからできることだ」
アースラ・ラッカー、ジョディー・ワトリー、ベンベ・セグエなど、多くのゲストを招聘した今作では、ジャジーなダウンテンポからコンテンポラリー・ソウル、ブロークン・ビーツまで、多彩な楽曲が聴ける。かつてはドラムンベースのイメージが強かったことを考えると、これはかなりの変化だ。アルバム・タイトルの『Play With The Changes』は、この動きに関連しているのだろうか?
「タイトルは、ラリー・ミゼルが書いた曲名に由来しているんだ。4ヒーローの変化ではなく、世界で起きた様々な変化を指している。ここ数年で、音楽シーンもかなり変化したね」
その変化を受けての来日ライヴをぜひ見てみたいところだが、ツアーに関しては、こんな答えが返ってきた。
「ツアーは俺もマークも現在は考えていないんだ。ライヴ・セットは大所帯だから、予算的に日本へは行けないと思う。でも、もしかしたらDJツアーはやるかもしれないな」
最後に、リスナーに伝えたいことを聞いてみた。
「う〜ん、今作を聴いて、何かは感じて欲しいな(笑)。できればポジティヴな気持ちをね! 4ヒーローとしての活動は実に久しぶりだから、この新作で再び音楽シーンに俺たちの存在を示していきたいね」
interview & text SOICHIRO NAITO
translation KEIKO YUYAMA
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4HERO
Play With The Changes
(JPN) HOSTESS / RAW CANVAS / RCRCD02J

