AFRA & INCREDIBLE BEATBOX BAND インタビュー135号
さまざまな音を口から出してリズムを構築する、ヒューマンビートボックス。ヒップホップ・フリークを中心としたコアな音楽ファンのみが知るこの技法を、富士ゼロックスのCMでお茶の間にまで広めたのが、関西出身のビート・ボクサー、AFRAだ。そんなAFRAが同郷のビート・ボクサー、啓、そしてK-MOONと結成したビートボックス・バンドが、ここで御紹介するAFRA & INCREDIBLE BEATBOX BAND。バンドとして本格的に活動し始めたのは昨年にも関わらず、スペインの
「もともと三人でフリースタイルのライヴをやっていたんです。最初はグッチャグチャだったんですけど、やっていくうちにお互いの色がわかってきたので、パートをまかせるようになりました。やがてある日のライヴで三人の息がガッチリ合ったのを切っ掛けに、ユニットを組むことにしたんです。ほんまクラブのりですね」
そんな彼らが、このたび1stアルバム『I.B.B.』を完成させた。コンセプトは「楽しくやる、三人が出せる力を全部出す」とのことだが、オルタナティブ界の名キーボド・プレイヤー、マニー・マークや、ヒップホップ・レジェンド、T LA ROCKなど、多くのゲストをフィーチャーしているのもポイントだ。
「全部ビートボックスでつくるという案もあると思うんですけど、広く音楽的に聴かせたかったんです」 多くのコラボレーションのなかでも、スチャダラパーのSINCOをラップに迎えた、石野卓球との共作「Mouth Music」は注目だ。ここでは、テクノに傾倒した四つ打ちトラックに挑戦している。
「最初は、お互いこういうのやりますっていう出し合いでしたね。卓球さんの目の前でマイク持って、それに卓球さんがシンセかぶせてっていうセッションでした。そうした流れのなかで、曲が出来上っていきました」
卓球氏のイメージについては、こう語る。
「僕らのアイデアもちゃんと聞いてくれるオープンな人でした。曲の完成時には卓球さんがシャンパンを持ってきて“おめでとう!”って、やってくれたんですよ。かっこよかったな」
今作での共演もあってか、先日は卓球氏がオーガナイズする
「行きたいなぁ... じゃぁ、勝手に行きます(笑)」
残念ながらこちらは未定とのことだ。しかし、今作リリース後には全国ツアーも用意されている。今作で繰り広げられた、驚異のビートボックスにナマで触れる絶好のチャンス到来だ。
interview & text SOICHIRO NAITO
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AFRA & INCREDIBLE BEATBOX BAND
I.B.B.
(JPN) UNIVERSAL SIGMA / UPCI-1042


