ALIEN PROJECT インタビュー146号
トランス大国イスラエルから届いたビッグ・ニュース! エイリアン・プロジェクトとスペース・キャットの二人が中心となって、新レーベル“H2O”を設立したのだ。PSYトランス・ファンには、エイリアン VS ザ・キャット名義のスーパー・タッグですっかりお馴染みの彼ら。今回のレーベル始動にも、期待は高まるばかりだ。 ここに御紹介する『iDrop』は、そんなH2Oレーベルの第一弾リリースとなる10曲入りコンピレーション・アルバム。スペース・キャット VS ピクセルによるビッグ・アンセム「Clear Test Signal」、ラジャ・ラムの秘蔵アクトとして知られるセイヴ・ザ・ロボットの「I Am A Robot」、ベテランPSYトランス・アクトのオライオンが手掛けた「Surreal Expansion」などが、エネルギッシュなフルオン・ジャーニーを繰り広げている。 SOLSTICE MUSIC主催のカウントダウン・パーティーで、ヘッドライナーとして来日していたエイリアン・プロジェクトことアリ・リンカーに、H2Oレーベルについて話を聞いた。
H2Oのメイン・アーティストを御紹介
ALIEN PROJECT
PSYトランス・シーン屈指のアーティスト / DJ、アリ・リンカーのメイン・プロジェクト。これまでに4枚のアルバムをリリース。オライオンとのクランキー・パンチ、クアドラとのセイヴ・ザ・ロボット、スペース・キャットとのエイリアン VS ザ・キャットなど、コラボレーション活動も盛んに行っている。
SPACE CAT
イスラエルPSYトランス・シーンを代表する稀代のメロディー・メーカー、アヴィ・アラグラナティによるソロ・プロジェクト。以前はDNA名義による楽曲制作も精力的に行っていた。スペース・キャットとしてのアルバム・リリースは、過去に4タイトル。エイリアン VS ザ・キャットでの活躍も目覚ましい。 QUADRA '04年にファースト・アルバム『Serotonia』をリリースした新進クリエイター。'06年にはセカンド・アルバム『One Nation Under Trance』を発表。同年、プレイ・ステーション2の“Tourist Trophy”にて、そのテーマ曲も手掛けている。エイリアン・プロジェクトとのセイヴ・ザ・ロボット名義でも活動中。
—新レーベルは、どんな想いのもとで立ち上げたのでしょうか?
「自分たちでレーベルを始めたほうが、ビジネスをしやすいと思ったんだ。曲も自分たちで管理できるしね。僕らはかつてPHONOKOLやBNEのトップ・アーティストだった。TIPやSPUN RECORDSでも、メイン・アーティストとしてやってきた。これらの活動を通して、たくさんの経験を積み、多くのことを学んだ。今では、レーベル、プロモーター、ディストリビューションなど、音楽業界の仕組みがわかるようになったから、途中に立つ人たち抜きでビジネスをしたいと思ったのさ」
—PHONOKOLやBNEは、同じくイスラエルの名門PSYトランス・レーベルですが、ライバル視していますか?
「全くそんなことはないよ! 僕らは僕ら自身のことをやっていて、僕らがリリースするものに注目してもらいたいと思っているだけさ」
—レーベル名の由来を教えてください。
「何か新鮮なものをつくりたいと思ったんだ。そのイメージが、水だったのさ」
—レーベル所属アーティストの中で、特に注目しているのは誰ですか?
「H2Oには、エイリアン・プロジェクト、スペース・キャット、クアドラ、セイヴ・ザ・ロボット、エイリアン VS ザ・キャットと、7組の強力なアーティストがすでにいる。でも、僕らはレーベルからリリースするアーティストおよび作品に、平等に注目しているんだ。誰か一組だけに意識が集中しないよう、心掛けていきたいね」
—このたびリリースされるコンピレーション『iDrop』は、H2Oにおける今後の方向性を示唆するものと考えてよいでしょうか?
「今作は、これからリリースされる僕らのニュー・アルバムや、今後のリリース作品を、少し味見してもらうようなものだね。この後もアーティスト・アルバムやコンピレーションをどんどん送りだしていくから、常に目を離さないでいてほしい!」
—1曲目「iDose」には、制作者のクレジットとして、H2O TEAM (ALIEN VS THE CAT + QUADRA)と記載されています。この3人が、H2Oのメイン・アーティストということなのでしょうか?
「そう。このレーベルを一緒に立ち上げたメンバーだからね。収録曲のなかでも、「iDose」には特に注目してもらいたいな」
—レーベル活動における、今後の展望を聞かせてください。
「最も強力なレーベルのひとつになりたいね。そして、みんなに音楽の一番良いところを凝縮して届けたい。リリース・スケジュールの埋め合わせではない、キラー・チューンのみをリリースしていくよ!」
—今後ヘッドハントしたいと思っているアーティストはいますか?
「すでにアーティストは十分いるし、今取りかかっているプロジェクトに集中したいから、現段階ではいない。ただ、将来的には探すかもしれないね」
—ここ最近、日本でもPSYトランス・シーンは大きく成長し、新しいアーティストも多く出てきました。もし日本の新人アーティストがH2Oにデモを送った場合、デビューの可能性はありますか?
「クオリティーの高い音楽で、僕らが気に入れば、その可能性はあるだろう」
—今後のリリース情報を教えてください。
「エイリアン・プロジェクトの新しいアルバムに期待してほしい。それがレーベル第2弾リリースとなる。もうすぐやってくる本格的な始動を待っていてくれ! それからスペース・キャット、クアドラ、セイヴ・ザ・ロボット、デュアル・コア、ダイナミック、エイリアン VS ザ・キャットらによる、新曲とリミックスを収録したアルバムのリリースもあるよ!」
interview & text SOICHIRO NAITO
translation ERIKO HASE
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VARIOUS ARTISTS
iDrop (JPN) SOLSTICE MUSIC / SOLMC-083


