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ANIMAL COLLECTIVE インタビュー131号

 昨年の『Sung Tongs』の成功で、サイケデリックなアシッド・フォーク/グラス・ロック・サウンドの急先鋒として脚光を浴びることになったアニマル・コレクティヴ。エイヴィー・テアとパンダ・ベアを中心に2000年に結成され、ニューヨークのブルックリンを拠点に毎年コンスタントに作品をリリースしてきた彼らが、最新アルバム『フィールズ(Feels)』をリリースした。


「『フィールズ』は、女性と男性、友人間の愛といった“関係”をテーマにしたアルバムなんだ。僕らはよくノスタルジックで子供のような音楽を演奏しているバンドだと性格づけられているけど、ノスタルジックになろうとしてるわけじゃない。自分達が生きている現在の、“人生の音楽”をつくりたいんだよ。僕らはそういったパーソナルな音楽に惹かれるんだ」
 今作は、シアトルの教会をレコーディング・スタジオにして制作されたという。なぜ教会を選んだのだろうか。
「教会をスタジオにしたというと、巨大な建物を想像してしまうかもしれないけど、その教会はごく小さいものなんだ。僕らは全く宗教的なタイプじゃないから、スピリチュアルなコネクションではないんだよ。単にそこが快適でクリエイティブな雰囲気に溢れていたから選んだんだ。スコット・コルボーン(今作のプロデューサー)は、そこに奥さんと一緒に住んでいるんだよ」
 ドリーミーかつポップで、なおかつ魔法のような世界には磨きがかかっているが、作曲はどのように進行していったのだろう。
「普通は誰かがメロディやアイディアを持ってきて、そこから始まる。それに合わせてみんながジャムして、それぞれのパートができていくんだ。求めているものが見つかるまで、それぞれがインプロヴィゼーションで演奏していく。曲の骨格ができたら、録音する前にツアーでプレイする。どんな風にしたら、その曲がより効果的なのか、より楽しいのかといったアイディアが得られるからね」
 最後に、アニマル・コレクティヴというバンド名の通り、大自然の中に溶け込んで一体化していくようなサイケ感覚が自分達にあるのか否かを聞いてみた。
「そうだね、たしかに僕らは“自然”にインスパイアされている。バンド活動をしていないときは、なるべく自然の中で仕事をするようにしているよ。でも僕らの音楽の全てが自然界と関連しているわけじゃない。例えば『Sung Tongs』は”街”の作品だと考えているんだ。僕らの音楽がオーガニックなサウンドだから、自然界と結びつけたがるのはわかるけど。実際、現在の他の音楽の多くはとても直接的だしね、特にロックは。僕らは音楽で空間やランドスケープをつくり出したいんだ。リスナーにはその中で暮らすことで、いろいろな発見や冒険をしてもらいたいな」

text FUMINORI TANIUE


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Feels
(UK) FATCAT(HOSTESS) /FAT-SP11J