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AUTOKAT インタビュー147号

 プライマル・スクリームやハッピー・マンデーズといったワルたちを輩出している町、マンチェスター。ここから、久々にワルそうなヤツラが現れた。それが、ここでご紹介するオートカットだ。このたびリリースされるデビュー作には、そのキャラクターを裏づけるようなタイトルがついている。


「『レイト・ナイト・ショッピング』という言葉を聞くと、みんな夜ショッピング・センターに出かけていくことを想像するみたいだけど、違うんだ。実は若者が使う俗語で、夜中、店に忍び込んで略奪するっていう意味なのさ(笑)」
 ヴォーカルのジョン(写左)は笑いながら語ってくれたが、まさか彼らは…。
「いやいや!俺たちは盗賊団じゃないよ(笑)! アルバムの内容は主に、夜中都会へ出かけることについてだから、そういう雰囲気、空気感が似合うタイトルをつけたんだ」
 なるほど。ダークなムードが前面に押し出された本作で、その意図は成功しているように思える。では、サウンド面では、どんな音を目指したのだろう?
「俺たちの音楽にテーマはないんだ。一つのスタイルに固執しないことが大切だと思っている。でも、俺たちはよくポストロックにカテゴライズされるね。アルバムには、ギターのリフをループさせるような曲が多いからだろうな。まぁ、そう呼びたければ、それでかまわないよ」
 ロック・バンドには珍しく、インストの楽曲を操る点も、ポストロック的と言えばポストロック的だ。彼らは、実際のところ、どんな音楽から影響を受けてきたのだろう?
「若い頃は、いろんな音楽を聴いていたね。特にザ・キュアーをよく聴いていた。個人的には、初期の荒々しくてガレージっぽいザ・キュアーが好きだったな。でも、幅広い音楽に影響を受けてきたから、俺達のサウンドは、特定のバンドに似た音にはなっていないと思うよ」
 たしかに彼らのサウンドには、ザ・キュアーのようなゴシックさも、ザ・スミスのような切なさも、ニュー・オーダーのようなダンス・グルーヴも、コクトー・ツインズのような耽美も存在している。それらの要素を柔軟に吸収し、独自のフィルターを通して吐き出しているところが、オートカットの魅力なのだ。
最後に、この記念すべきデビュー・アルバムで表現したかったことを聞いてみた。
「このアルバムでは、俺たちが日々思っていることや、マンチェスターでの暮らしを表現しているんだ。自分たちの人生をドキュメンタリーにしているのさ」


interview & text TAKAHIRO KAWAMURA
translation ERIKO HASE


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Late Night Shopping

(JPN) THIRD EAR / XECD-1071


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