Be Your Own Pet
Be Your Own Pet インタビュー137号
全15曲入り、35分以下。自由かつ激しいバンド・サウンドが凝縮されている。つめこむのではなく、無駄を削ぎ落とす形で。あまりに潔い。その思い切りの良さには、クールにシャウトする紅一点ジェミナのヴォーカル共々、どこかポップなイメージさえ漂う。噂のティーンエイジ・バンド、ビー・ユア・オウン・ペットのファースト・アルバムは、期待以上のクオリティを備えていた。
「ソニック・ユースを最初に見たのは14歳のときだけど、あれから人生が全く変わったように感じてるよ」
ベーシスト、ネイサン・バスケスは、こんなふうに語っている(以下発言はネイサン)。それを受けて言うなら、このレコードはソニック・ユースが切り開いてきたオルターナティヴ・ロックの最良の部分、パンク・スピリットのピュアなエッセンスを継承しながら、聴いた者の人生を変えてしまうほどのインパクトを秘めている。
彼らが共感を覚える同時代バンドはアニマル・コレクティヴ、アーケイド・ファイア、あふりらんぽ等。従来のフォーマットにとらわれず、“バンド”というスタイルの可能性を押し広げている者たち。
「“バンドである”ってことは、俺たちにとって重要だよ。みんなで一緒にサウンドをつくり上げてるんだ。音楽も歌詞も構成もね。みんな平等で、全部に関わっている。すべての歌詞は、基本的に自分らの体験に基づいて書かれているんだ。俺たちのジェネレーションのハイスクール・キッズたちが普通に感じてることを歌っている。人との関係とか、退屈な気持ちとか、様々な矛盾とか」
昨年リリースされたシングルで、最先端層の支持と大きなファン・ベースを獲得。メジャー契約も噂されていたが、ニューアルバムは大手インディーXLから世界配給される。
「焦って何かをやりたい、なんて気持ちはないんだ。俺たちは始まったばかりだし、いろんなことに縛られたくない。インディペンデントでいたいと思ってるよ。できる限りね。だから、最終目標みたいなものは、特には考えたことがないな。とりあえず、何者にも縛られず、バンドで音楽をプレイしていられたらそれでいい。誰からも指図されたりコントロールされたりしないで、音楽をつくりつづけていたい。それが理想かな」
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Be Your Own Pet
Damn Damn Leash
(JPN) Hostess / HSE20006

