BLACK TIE DYNASTY

iLOUD > BLACK TIE DYNASTY > BLACK TIE DYNASTY インタビュー141号

BLACK TIE DYNASTY インタビュー141号

 はてなブックマークに登録

 テキサス州出身の四人組バンド、ブラック・タイ・ダイナスティ(以下・BTD)。地元でライブを中心に活動、着実に人気を獲得してきた彼らが、いよいよデビュー作をリリースする。もともとはモキシーという名前で活動していたそうだが、バンド名を変更したのはなぜだろう?


「モキシーのデビュー作をリリースした後、僕らの音は、シンセをベースにしたエレポップ・サウンドへ進化したんだ。今聴いてもらっているようなダーク・サウンドが僕らに合うことを発見したのさ。それで、音に似合う名前を付けようということで、“ブラック・タイ・ダイナスティ”に変更したんだ」  
ヴォーカルとギターを務めるフロントマン、コリィ・ワトソンの言うとおり、再スタート第一弾となるアルバムには、煌びやかなニュー・ウェイブ・トラックが満載だ。ビルボード・チャートのトップ100にランクインした「Tender」では、ザ・キラーズにも通じるグッド・メロディーを聴くことができる。彼らのサウンドからは、80'sニュー・ウェイブ・バンドの影響を多分に感じることができるが、実際はどうなのだろう?
「たしかに、僕らはザ・キュアーのような80'sニュー・ウェイブ・バンドから影響を受けているけれど、その影響を僕らの音楽性として定義して欲しくないな。そうやって'80年代のバンドと比較されるのは退屈なことだ。僕らはBTD以外の何者でもないわけで、自分達のサウンドが誰のサウンドに似ているかなんて、考えていないよ」  
新作は、そんな確固たる信念にのっとり録音された。仕上がりについては、どう思っているのだろう? 「レコーディングの予算が無くて、スタジオで作業をする時間が8日間しかなかったんだ(笑)。ちょっと不満も残ってるけど、その逆境こそが、爆発的なクオリティーを生み出したと思う。本能的な“ロック”サウンドを表現したことで、アルバムを魅力的にすることができたと思うんだ」  
逆境を乗り越えて新たにスタートしたBTDが、テキサスから世界へ羽ばたくことができるか、今後も注目してみたい。  また、このアルバムと同時に、レーベルメイトのダリルとBTDが、総勢9人でつくり上げたスプリット・アルバム、『ブラッディ・バジィン』も発売される。BTDのアルバム未収録曲も数曲聴くことができるので、こちらもチェックしてみて欲しい。


text TAKAHIRO KAWAMURA

BLACK TIE DYNASTY インタビュー141号

BLACK TIE DYNASTY トピックス一覧