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COCOROSIE インタビュー149号

 ニューヨークをベースに活動するビアンカ&シエラ・キャサディ姉妹のユニット、ココロージー。オペラやヒップホップをバックグラウンドに持つ彼女たちは、アンダーグラウンドなフリー・フォーク・シーンの中でも、ひときわユニークな存在だ。デヴェンドラ・バンハートやアントニーとの交流も深く、幅広い層からの注目を集めている。
 そんなココロージーが、通算3作目となるアルバム『アドヴェンチャーズ・オブ・ゴーストホース・アンド・スティルボーン』をリリースした。ビョークとの共作で知られるヴァルゲイル・シグルドソンをプロデューサーに起用、南フランスやアイスランドで録音したという話題作だ。彼女たちは、こう語る。


「とてもドリーミーな感じがすると思うけど、これまでよりも大地に根差したアルバムだわ。今作のテーマは、墓場や地底で起きていることよ。そこには、夜があり、風があり、霧がある。ふくろうがいたり、死にかけの馬が泣いていたりもするの」
 現実との接点は、どこに見い出したらよいのだろう?
「大きなテーマは、親や兄弟、家族との生活、苦しい記憶といったことよ。つまり、全世界共通の、シンプルな“心の話”ね」
 本作には「Japan」という名の曲も収録されている。
「この曲では、自分の生活から逃れたい、どこか異国情緒あふれる遠い場所に行きたい、ということを歌っているの」
 こうした彼女たちの描く心象風景に彩りを添えているのが、浮き世離れした音楽性だ。様々な生楽器、テープ・ループ、エレクトロニカ・タッチの電子音、そして童謡調、ジャズ調、オペラ調と、変幻自在の歌声。それらの要素が渾然一体となり、幻想的サウンドをつくり出している。彼女たちは、リスナーをどのような世界に連れ出したいのだろう?
「それぞれの心の中にある世界ね。だって、身の周りにある物質的世界はやがて朽ちていくけど、人の想像力は永遠だし、豊かだから」
  作品冒頭を飾る「Rainbowarriors」のPVをミシェル・ゴンドリーに、ジャケットをピエール&ジルに依頼するなど、ヴィジュアル面にも細心の注意を払った『アドヴェンチャーズ・オブ・ゴーストホース・アンド・スティルボーン』。聴覚だけでなく視覚からも僕らを旅させてくれそうだ。


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The Adventures of Ghosthorse and Stillborn

(JPN) P-VINE / PCD-23896

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