DJ GOMI
DJ GOMI インタビュー144号
南米コロンビアを発祥とし、世界的に流行したラテン・ダンスミュージック、“クンビア”。レトロな雰囲気、ミドル~スロー・テンポが特徴的で、かつて日本でもブームとなった。昭和40年代にこの“クンビア”をポップスに取り入れ、ヒットをおさめたのが弘田三枝子「恋のクンビア」である。この度、本楽曲が現代版ダンスミュージックとしてリメイク、リリースされることとなった。今回リミックスを手がけた、NYを拠点に活動するDJ/プロデューサー、DJ GOMIはこう話す。
「昔の曲を違うアレンジで聴かせて、良いものを再発見してもらえればいいなと思いました。“オリジナルのフレイバーを残しつつ、どう現代風にアレンジするか”が課題でしたね。リズムはハウスなのですが、パーカッション、生のホーンを入れることで、ラテンの要素を前面に出すことができました」
ボーカルをつとめる"MICO"とは、今年でデビュー45周年を迎える弘田三枝子の変名(ニックネーム)である。PVでは、艶やかなクラブのステージで、ドラァグ・クイーンに囲まれながら踊る彼女を見ることができる。
「彼女のファッションと、ドラァグ・クイーンの姿が重なって...。楽曲では、NYのラテン系クラブ"Escuelita"でホストをやっているドラァグ・クイーン、エンジェル・シェリダンにスペイン語のかけ声を入れてもらい、華やかに仕上げました」
今作に収録されている"ENGLISH VERSION"は、新たにボーカル録りを行った。オリジナルから40年たっても、ソウルフルな歌声は健在だ。
「歌えば歌うほど、彼女の声がどんどん良くなっていくのには驚きましたね。通常は、セクションごとにブツ切りで録っていくのですが、彼女の場合は最初から最後までノンストップで録りました。そのほうが声にノリが出るし、楽曲の構成を考えながら歌えるんです。さすが、生バンドとのライブを何回もこなしてきている人は違うなと感心しました」
MICOの活動からは、“時代は変わっても、常に最先端のものに興味を持っている”ことがうかがい知れる。
「先日、“ジャマイカで、スライ&ロビーのプロデュースでレコーディングした”と聞いて驚きました。“常に新しいものにチャレンジしよう”という姿勢には感服させられましたね」
interview & text EMIKO URUSHIBATA
HMVで購入↓
MICO Loves CUMBIA BROS.
恋のクンビア21
(JPN) COLUMBIA / COCA-15939

