DJ NORI インタビュー145号
1979年にDJ活動を始めて以来、国内外をまたにかけて活躍してきたDJ NORI。日本のDJカルチャーをその黎明期から支えてきた存在として、シーンから多大な尊敬を集めている人物だ。現在は三つのレギュラー・パーティー
そんな彼が、キャリア初となるDJミックス作品『DJ NORI liquid loft mix 1』をリリースした。タイトルどおり、恵比寿リキッド・ルーム2階にオープンした新スペース、“Liquid Loft”をモチーフとした作品だ。まずは、本作のセレクションで意識した点を聞いてみた。
「自分がDJできる範囲で、好きな音楽、音をセレクトしました。本当はもうちょっと緩い感じの選曲でいこうかとも思ったんですけど、今回はちょっと“ダンス”な感じですね。最後に古いディスコの曲を入れる流れで考えたので、こうなりました」
そんな本作には、ベン・ワット、チャールズ・ウェブスター、ケヴィン・ヨストらの手によるディープ・ハウスから、プログレッシヴ・ハウスやテクノまで包括されている。些細なジャンル区分に左右されないセンスは、彼のルーツから生まれているという。
「僕はソウル、ロック、ニューウェイヴ、ディスコ、ハウスと、いろいろなところを通過してきているんです。だから、自然といろいろな音をピックアップして、一つにまとめていってしまうんですよ。DJって、フリーなものだと思うんです。自由な感覚でいろんな音楽を上手くチョイスしていく。プロのDJとして、僕はそれを基本としているんです」
揺るぎないDJ観、卓越した選曲眼で構成された本作。キー・トラックはどれになるのだろう?
「DJハーヴェイのユニット、マップ・オブ・アフリカの曲は、未発表ヴォーカル・ヴァージョンなのでスペシャルだと思いますね。あとは、最後のヴィオラ・ウィリス「If You Could Read My Mind」。これは、自分でリエディットしました。かなりつきあいの長い曲なんですよ」
最後に、彼がダンス・サウンドに求めていることを聞いてみた。
「スピリチュアルな部分、気持ち良さ、ポジティブなメッセージ、などです。作り手の気持ちが伝わってくる曲はすごくプレイしたいと思うし、この曲を活かすにはどうしたらいいんだろうって考えますね。そういう曲が好きなんですよ」
interview & text FUMINORI TANIUE
HMVで購入↓
VARIOUS ARTISTS
DJ NORI liquid loft mix 1
(JPN) LIQUID RECORDINGS / LRLF-001


