DJ OZAWA
DJ OZAWA インタビュー128号
現役ストリート世代から絶大な支持を集めているCLUB ATOM。この都内トップ・クラスのトランス箱を支えるレジデントの一人が、今回御紹介するDJ OZAWAだ。もともとジュニア・バスケスのようなハード・ハウスから影響を受けたという彼のプレイ・スタイルは、いわゆる“ブチあげ”トランスのみに頼ることないクールさが特徴。セットにハード・ダンスを盛り込む彼の“男気”は、渋谷系トランスの聖地において、ひときわ異才を放っている。
そんな彼が毎週木曜日に開催しているレギュラー・パーティー
そこでLOUDはニュー・ジェネレーションのカリスマをキャッチ、ATOMの様子から秘めたる野望まで聞いてみた。
―映像付きのミックスCDというのは面白いアイデアですね。それにしても、凄い盛り上がりっぷりですね。
「ちゃんとライヴ・ミックスしたという証拠にもなりますよね(笑)。この日は収録ということもあって、800人集まりました」
―平日のイベントで800人!?
「もうすぐ3周年を迎えるんですけど、1周年記念の時は1200人入りました。それ以降も5~600人の集客をキープしています。また、それだけ人が入っていれば、そこから発信できる情報もあると思うんです。自分の音楽性を表現していきながら、今後のシーンをつくっていけたらなと思っています」
―3年を振り返ってみた感想は?
「もともと
―ハード・ダンスのプレイは、ATOMのDJとしては異例ですよね?
「確かにわかりやすいトランスをかけてさえいればお客さんは騒ぐけど、それだけじゃDJをしている意味がない。あくまでも自分のスタイルをどう表現するかが重要だと思っています。本当は自分のスタイルを貫き通した上で人が集まるイベントができたら良いんですけど、そうなるには時間がかかるし、影響力と知名度のあるアーティストにならない限り難しい。でも、いつかは自分のスタイルで人を集めたいので、それを念頭においたプレイを心掛けています」
―トランスでわかせつつ、ハード・ダンスへ導く。その発想は今作にも反映されていますね。構成で意識した点はどういったところですか?
「今回はライヴ映像も残すので、選曲の流れは難しかったですね。前半にアッパーな曲を持ってきすぎて、後半ダラけさせるわけにもいかない。とはいえ、落とし目から入りラストで盛り上げても、CDを買ってくれたお客さんは飽きてしまうかもしれない。だから、わかりやすい選曲で入って、中盤に好きなハード・ハウスを入れ、シンセがキレイなトランスで締めくくりました。CDを聴く人も、当日クラブにいたお客さんも楽しめる内容になっていると思います。ライヴCDにしようという案は、初めからありました。人が目の前にいたほうが自分のテンションも高くなるので、いるにこしたことはない。でも、緊張しましたね(笑)。ただ、それは手先が震えるとかではなくて“一発でキメる”という意気込みのような良い緊張感でした」
―終止大盛り上がりでしたね。熱烈なアンコールで今作は締めくくられていましたが、実際この後はどうなったのですか?
「自分のイベントにいる若手のDJ、YUJI、KENJI、MIKAと一緒に一時間バック・トゥ・バックをしました。続きが気になる方は、是非CLUB ATOMに遊びに来て体感してください(笑)」
―ウマい(笑)。ところで、収録曲はいつものDJセットから選んだんですか?
「収録曲は、ある程度当日までかけ続けて、みんなに覚えてもらうようにしました。クラブによって差はあると思うんですけど、新曲ばかりだとATOMのお客さんは戸惑うと思うんです。
―なるほどね。今作にはオリジナル楽曲も3曲含まれていますが、いつ頃からトラック制作を始めたんですか?
「DJを始めて5年になるんですけど、オリジナルをつくり始めたのは去年の夏からです。別に今作に加えるためにオリジナルをつくったというわけではないんですが、タイミングよくできあがったので収録しました」
―今後オリジナル・アルバムのリリースもありそうですか?
「常に楽曲をつくっているので、ゆくゆくはアルバムを発表できたら良いですね。あとはレコード会社の方がハンコを押してくれさえすれば(笑)」
―そうですね(笑)。では、今後にかける意気込み、抱負は? 「若い子達の間では、ポップなメロディーのトランスが流行っていると思うんですけど、彼らにハードな音の世界観を伝えていくのが自分の仕事だと思っています。ただ、需要が少ないというのもよくわかっています。ハード・ダンスの楽曲をつくっていきながら、若い子が集まるパーティーでプレイして、トランス以外の世界観も見せていきたいです。2、3年後に、その子達がハード・ダンス系のイベントに足を運んでくれるようになったら面白いなと思います」 ―ちなみに、若い子達の間ではサイケデリック・トランスが目下大流行中ですが...
「シーンの流れがサイケに向かっているのは感じています。かといって別に好きな音はそこじゃないので、頼ることはないですね。自分はハード・ダンスを伝えていきたい。今後のクラブ・シーンで、ハード・ダンスが活性化して欲しいと願っているんです」
―頼もしい! では最後に、ハード・ダンス界でシンパシーを感じるアーティストはいますか?
「それは... やはりYOJIさんですね。シーンが狭くなっているなかで、ハード・ダンス・スタイルを貫き通して、あれだけの人気を得ているのはYOJIさんしかいないんで。本当に素晴らしいアーティストだと思います。YOJIさんを目指すというわけではないんですけど、自分なりの活動を続け、いつかDJ OZAWAを支持してくれるお客さんを前にハード・ダンスのイベントができるようになったら... そうなったら最高ですね!」
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DJ OZAWA
club ATOM presents DJ OZAWA LIVE "DNA"
(JPN) WORLD WIDE WAVE / WWWCD003

