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DJ TARO インタビュー141号

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 ラジオやテレビのMCのみならず、幅広い音楽知識を生かした選曲でクラブDJとしても活躍中のDJ TARO。近年は、楽曲制作やリミックス・ワークも多数手がけている。そんな彼が、ブラジリアンをテーマに、ドラムン・ベースを主としたミックスCDを完成させた。


「母親がブラジル人のシンガーなんで、ブラジル音楽は子守唄みたいなものでした。日本人が好きなボサノヴァみたいな音楽は、実際はクラシカルな存在。ダンスミュージックという解釈で今一番パワーがあるのは、パチィーフェなんかのブラジリアン・ビーツなんです。なんでブラジル人がオリジナルで表現しているダンスミュージックを聴く機会があまりないんだろうと不思議に思っていました」  
これまでは「ブラジルの音楽をかけるという行為は、自分のルーツを持ち出すということで、ちょっとした抵抗感があった」と言う彼。今作の制作に踏み切った背景には、どんな想いがあったのだろう?
「去年カレイドスコーピオを何回かオンエアしたら、リスナーから大きな反響があったんです。ブラジルにたくさんある、こういった音楽を聴いて欲しいという想いが受け入れられたことで、自信がついたんです」  旬なブラジリアン・ダンス・クリエイターの楽曲を多数収録した今作。なかには、実の母であるソニア・ローザが歌う27年ぶりの新曲を、彼自身がサンバ・ハウスとボッサ・ドラムンベースにリミックスした2曲もある。
「歳をとっても変わらない妖精のような歌声。その声をなるべくいじらないようにやるのが難しかった。僕の場合、オリジナルにリスペクトを持っているがゆえ、全く別のことをやるというのがリミックスのテーマ。今回もそこは同じです」  
今後はブラジリアン・ビーツでフロアをどんどん盛り上げていきたいと言う、DJ TARO。今作の楽しみ方が分かる、こんなメッセージを最後にくれた。
「コーヒーでいうブラックの状態が、ブラジル音楽がもとから持っているエッセンスだとして、これにクリームを入れたり、カプチーノにしたりして、いろんな味つけで楽しんでください。日本でカフェ・ミュージックと言うと“オシャレな音楽の代名詞”と取られると思うんですけど、別の意味でカフェ・ミュージックとして楽しんでもらえたら嬉しいな」


interview & text SOICHIRO NAITO


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(JPN) aperitivo / CCRM-3004

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