GORDON CHAMBERS

iLOUD > GORDON CHAMBERS

GORDON CHAMBERS

GORDON CHAMBERS インタビュー150号

 ニュージャージー出身のソングライター、ゴードン・チェンバース。アッシャー、ビヨンセなど、数多くのトップ・R&B・アーティストに楽曲を提供してきた実力派だ。’95年には、アニタ・ベイカーが彼の書いた「I Apologize」でグラミー賞を受賞している。現在は、自らもシンガーとして活動するゴードンだが、そのスタートには、こんなエピソードがあったそうだ。


「'02年のある瞬間を僕は一生忘れない。最も敬愛するシンガーのホイットニー・ヒューストンのために曲を書いた、ある夏の夜のことだった。僕が歌って彼女にリフをガイドした時、彼女は微笑んでこう言ったんだ。“ゴードン、もし私と同じことをしたいのなら、歌いたいなさい。歌うべきよ!”と。真の友人は、全てをお見通しだったのさ」

 その言葉に勇気づけられ、彼はシンガーとして’05年にアルバム『Introducing Gordon Chambers』でデビューを果たしている。しかし道のりは決して順風満帆というわけではなかった。
「悲しいことに、メジャー・レーベルは大人のアーティストに注目してくれなかったんだ。僕は家や貯金を抵当に入れ、なんとか自分のレーベルを興し、アルバムを出した。その後は、最低限のギャラと旅費以外の利益をファンに還元しながら、少しずつプロジェクトを軌道に乗せていったんだ。ノース・カロライナのショーに、ホイットニーがビデオ・メッセージを寄せてくれた時は、涙をこらえながら歌ったよ」

 ここに御紹介する『Love Stories』は、それから2年を経てリリースされたセカンド・アルバム。努力が美しく結実した今作には、せつない愛の歌がソウルフルに響き渡っている。これまでの軌跡を振り返って、彼はこうコメントしている。
「私は三つの教訓を得た。一つは、いくつになっても夢を叶えるには遅くないということ。二つ目は外に助けを求めてもよいということ。三つ目は神の声に応えない限り満たされないということ。今や大人のR&Bが戻って来つつある。私は今、好きな歌を歌え、曲も書くことができて、とても幸せだ」

 なお今作の日本盤には、DJスピナ、DJ KAWASAKI、ブレイクスルーといった、日米を代表するクラブミュージック・クリエイターが手掛けたリミックス・バージョンも収録されている。ハートウォーミングなゴードンの美声は、ダンスフロアでも、特別な時間を演出してくれることだろう。

text & edit SOICHIRO NAITO


HMVで購入↓
GORDON CHAMBERS
Love Stories

(JPN) COLUMBIA / COCB-53562

GORDON CHAMBERS

GORDON CHAMBERS トピックス一覧