GREAT ADVENTURE
GREAT ADVENTURE インタビュー132号
国内マーケットにターゲットを絞った音楽を供給するという意味でのJ-POP的スタンスには与せず、自分たちのやりたいサウンドをそのまま表現し、オルタナティヴ/インディ・スピリットを打ち出しているバンド、グレイト・アドヴェンチャー。インディー・レーベル、APPLE POINT FACTORYより2003年11月にデビューして以来、シングル2枚、アルバム『GREAT & FUNKY』を世に送り出し、着実な評価を獲得している。メンバーはOTA(Vo, Gu, E.Piano, Harmonica etc.)、TARUMI(Ba, Vo, Trumpetetc.)、NOMOTO(Dr, Vo, Percussion etc.)の三名で、共に埼玉出身。各々が担当楽器のほか、シンセやプログラミングも担当している。ロック的なマッドネスとファンキーなグルーヴを兼ね備え、さらにツボを心得たエレクロニクス機材の導入もしてみせるサウンドは、ダイレクトに洋楽ロック・リスナーの耳や意識に届くクオリティで、アンダーグラウンドなインディ・ダンス系ファンからも支持されている。
そんな彼らが、自分達のなかでも特に“ロック的な要素”にスポットを当て、“生のバンド・アンサンブル”を研ぎすませたというセカンド・アルバム『ROCKS』をリリースした。そのものズバリのタイトルを掲げるあたり、いかにも彼ららしいが、なぜあらためて“ロック”を打ち出そうと思ったのだろうか。
「ファースト・アルバム以降、様々なシチュエーションでのライヴを回数的にも重ねた結果、より“バンド・サウンド”を前に出したい気分になったからかな」
ライヴと言えば、そもそも彼らがブレイクするきっかけとなったのは、昨年秋、カサビアン来日公演のオープニング・アクトを務めたことだった。それは異例の抜擢であったし、なにより予備知識の無かったオーディエンスに強烈なインパクトを与えることに成功した。“カサビアンと対等に渡りあった謎のバンド”は口コミで噂になり、ファンの数は雪だるま式に増えていった。それはバンドも実感するところのようで、彼らは言う。
「段々とグレイト・アドヴェンチャーの“SOUL”に世の中が反応し始めてきた、シンクロし始めてきたって感じがする」
そう、彼らがライヴで展開してきた、サイケデリックでパンキッシュでグルーヴィーな音のカオス、そしてその源泉となっている魂は、今時代と溶け合い、ウネリ始めている。しかも、そこには旧来の意味で言うところの“ロック”とは異なるダイナミズムが存在する。彼らはどのようにして、そのヴァイブをつくり出しているのだろう?
「まず三人でジャムるところから曲の原型ができていく場合が多い。テクノロジーにしても、それを効果的に使うことで、より“生の音を際立 たせることができる”という風に考えている。まずは新作 『ROCKS』を聴いて、できれば12月の東名阪ツアーに来て欲しい。そこに、今の俺達の全てがあるから」
既に実行に移している海外進出も含め、今後さらなる進化の旅を続けていくであろうグレイト・アドヴェンチャー。最後に、彼らが最も“ROCK”を感じる瞬間を聞いてみた。
「三人で、動物を見ているとき」
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GREAT ADVENTURE
Rocks
(JPN) RESERVOIR/TOSHIBA EMI / TOCP-66473

