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INFADELS インタビュー139号

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 インファデルズは、イースト・ロンドン出身であることに誇りを持っているロック・ダンス・バンドだ。メンバーは、ブナン(Vo/key/Perc)、マット・グッダーソン(G/Key/Perc/Vo/Program)、アレックス・ブルフォード(Dr/Perc)、リッチー・ヴァーミン(Electronics/Vo/Perc)、ワグ・マーシャル=ペイジ(B/Vo/Perc)の五名。2003年にデビュー・シングル「Leave Your Body」をリリースするやいなや、これがロンドンのクラブ・シーンやジョン・ピールの目にとまり、アンダーグラウンド・ヒットを記録。2004年にはWALL OF SOUNDと契約、彼らの代表曲「Can't Get Enough」をリリースしている。2005年には「Give Yourself To Me」「Jaggar 67」で、インディー・ダンス/ロック・ファンに話題を振りまいた。そんな彼らが、デビュー・アルバム『ウィー・アー・ノット・ジ・インファデルズ』をリリースした。  1999年に結成された前身バンド、バルボア時代から現在の音楽性を追求してきたというだけあり、本作は充実したダンス・ロック・サウンドが楽しめる内容だ。パンキッシュなバンド・アンサンブルとダンサブルなエレクトロニック・サウンドの融合で、バラエティ豊かな楽曲を生み出すことに成功している。エキセントリックなナンバーからメランコリックなナンバーまで、どこを切り取ってもインファデルズの魅力が堪能できる。  2006年のダンス・ロック・アルバムを代表する存在となるべく一作を世に送り出した、インファデルズのリッチー・ヴァーミンに話を聞いた。  ちなみに、iTunesのCMに採用されて話題となっているライノセラス「Cubicle」で歌っているのは、実はインファデルズのブナンだ。また、彼らは一時OUTPUTレーベルとも交流があり、プレイグループやトール・ブロンドのバックを務めていたこともあるという。


―インファデルスの前身にあたるバルボアは1999年に結成されたそうですね。メンバーとの出会いや、その後インファデルスを結成した経緯について教えてください。
「バルボアはヴォーカルのブナンとギタリストのマットのアイディアで始まったんだ。“ロックとエレクトロニック・ミュージックの全てをひとつにする”っていう、今のインファデルスの原点となるスタイルだった。俺はたまたま彼らと同じ職場で働いていて、仕事の他にロンドンで小さいレコード・レーベル、DEAD AT THIRTYをやっていたんだけど、初期のバルボアが超好きだったから、大喜びで彼らのシングルをリリースしたよ。でも、プロデューサーやスタジオ費用に何千ポンドって金を使いすぎて、メンバー同士の仲が悪くなって、ゴミみたいな音楽しかできなくなり、バンドは解散してしまった。その後、マットがアンダーワールドのギグに行ったときに、“もう一度全く新しいバンドを始めようと思っているんだ。一緒にやらないか?”って誘ってくれてね。“ああ、いいよ”って感じで話がまとまっんだ。最初に出したシングルが二つともトップ30に入って、正直びっくりしたよ(笑)」
―バンド名の由来を教えてください。
「このバンドを始めたばかりの頃、テロ騒動の中で“infidels”っていう言葉をよくニュースで耳にしていたんだ。それで興味を持って辞書で詳しく調べてみたら、“異教徒”って意味だった。社会や政治における不信心者って意味もあって、それが気にいったんだ。当時の俺達は何も信じていなかったからね。まあ実際のところは、バルボアの失敗がトラウマになっていたし、自信がない奴らの集まりみたいになっていたから、自分達のことすら信じられなかっただけなんだけどね(笑)。それで、自然とバンド名として定着していったのに、マットのヤツがファースト・シングル用のステッカーを注文するときに、スペルを間違えやがったんだよ! “I”の代わりにでっかい“A”の文字が入っているのを見たときは、みんな本気でヤツを殺そうかと思ったよ(笑)。でも、それをレコードに貼ってるうちに“A”でもいいかって思えてきたんだ。つまり、やむをえず、それは俺達のバンド名になってしまったのさ」
―アルバム『ウィー・アー・ノット・ジ・インファデルズ』で表現したかったテーマやコンセプトがありましたら教えてください。
「このアルバムの曲は、長い時間の中から生まれたもので、その間にバンド自体も結構変わってきたんだ。例えば「Can't Get Enough」は最初の頃につくったもので、ディスコっぽいリズムの曲だけど、その後もっときちんとした曲づくりに移行したから、「Love Like Semitex」みたいな曲もある。上手く言えないけど、このファースト・アルバムは、バンドのストーリーや変化がはっきりと見えるものだと思う。アルバムの最後に収録されている「Stories From The Bar」は、ほんの数ヶ月前にできた曲だ。本当に最近の俺達を表していると思うよ。アルバムをつくるのは初めての経験だったから、長いプロセスだったね。失敗もたくさんした。いきなり高級スタジオに放り込まれて、何やっていいのか全然わからなかったしな(笑)。ハックニーの小さいスタジオに戻ってきて、やっとちゃんと物事が上手くまわり始めたって感じだった」
―インファデルスのバイオには“もうロック vs ダンスなんて時代は終わったんだ”という発言が載っています。どうしてこのような音楽観を持つようになったんですか?
「最近はインターネットでいろんな音楽が聴けるようになったから、俺達みたいなロック・ダンス・バンドが特別なものじゃなくなってきている。本当にここ数年の間で、UKにはロックとダンスを上手く合体させるバンドが増えたと思う。この間までは孤独な存在だったのに、一気に仲間が増えた感じだ。そして、昔だったらどちらのジャンルからも受け入れてもらえなかったのに、今はロックのクラブでもダンスのクラブでもプレイされるようになった。お客さんも喜んでくれる。俺達のアルバムへの反応もすごくいい。エキサイティングな状況だね」
―ちなみに、あなた達はどんなアーティストやバンドから影響を受けてきたんですか?
「俺達はみんなプライマル・スクリームの大ファンだよ。ロックとダンスをミックスすることに成功したバンドとして、尊敬しているんだ。すごくインスピレーションをもらったよ。あとは、けっこう影響の幅が広いね。ザ・ストゥージズやラモーンズような昔のパンク・バンドからも影響を受けているし、'90年代はダンス全盛期だったから、もちろん俺達もバリバリのレイヴァーだった(笑)。ザ・プロディジーやケミカル・ブラザーズにも影響されたし、アンダーワールドのようにちょっと催眠作用のあるテイストも好きだね。でも、ナンバー・ワンはやっぱりプライマル・スクリームだな」
―今後の活動予定を教えてください。
「8月末までは、ずっとギグで埋まっているけど、来年の1月にはセカンド・アルバムをリリースしたいね。とにかく素早く動いて、このファースト・アルバムの勢いをキープしたいんだ。ギグをやって、俺達の存在を知ってもらうのが一番楽しいよ。日本にも行きたいな。ジャパン・ツアーの夢が叶うことを祈っててよ」


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We Are Not The Infadels

(JPN) HOSTESS/WALL OF SOUND/PIAS / WALLCD36J

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