JIMPSTER
JIMPSTER インタビュー138号
ライヴ活動のみで音源リリースは一切なし、リハーサルすらも否定するUKのダンス・ジャム・バンド、THE BAYS。そのメンバーとしてシンセサイザーを奏でているジェイミー・オデルが、ジンプスター名義で3rdアルバム『Amour』をリリースする。
「同じような曲が繰り返されるアルバムが多いから、自分は全てのダンス・ミュージックに対してオープンに制作したんだ。だから、同じようにオープンなリスナーに聴いてもらいたいね」
その言葉通り、ハウス、テクノ、ジャズ、ヒップホップ、アンビエントと、今作には様々なジャンルの楽曲が並んでいる。リッチー・ホウティンからマッドリブまで、幅広くフェイヴァリットを挙げる彼らしい方向性だ。とはいえ、それがショウケース的羅列ではなく、起伏ある一つのストーリとなっているのは、15年以上に及ぶ音楽キャリアの賜物だろう。この作品のインスピレーションは、どこから得たのだろう?
「DJをしている時に思いつくことが多いな。もちろん、THE BAYSからの影響も大きいよ。スタジオで作業をしていると、ギグでやろうとしてやらなかった即興のアイディアを思い出すんだ。それを自分の曲に使ったりするんだよ」
今作には多くのゲスト・ボーカリストが参加しているが、トラックでは、各アーティストの特性を活かすよう心がけたという。
「ヒップホップのMCで、Capitol Aほどハウスのテンポとマッチする者はいないね。起用する曲は明確だったよ。Diamondancerには、黒人女性がポエトリー・リーディングをする時のような力強さがあるし、ジャジー過ぎないクラブよりなイメージもある。だから、ディープでアラい曲にピッタリだと思ったのさ。どの曲も半分くらいできたところで、誰がフィーチャリング・アーティストとしてベストか、イメージが湧いてきたよ」
ちなみにアルバム・タイトルの『Amour』は、スペイン語で“Love”の意味。“全ての活動が楽しく順調なうえ、制作の佳境には息子も生まれた”という幸せな境遇を表しているのだという。 そんなジェイミーが、THE BAYSの一員として
interview & text SOICHIRO NAITO
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JIMPSTER
Amour
(JPN) VILLAGE AGAIN / VIA-0042

