JUNIOR BOYS
JUNIOR BOYS インタビュー141号
ジェレミー・グリーンスパンとマット・ダイデマスによるジュニア・ボーイズは、カナダはオンタリオ出身のエレクトロ・ポップ・ユニットだ。1999年に音楽活動を開始し、これまでに『Birthday』『Last Exit』の二作品をリリースしている。そんな彼らが、DOMINOレーベルから最新作『ソー・ディス・イズ・グッドバイ』をリリースする。アルバム・コンセプトについて、ジェレミーはこう語る。
「メインテーマはノスタルジアだと思う。あと、過去へ想いを馳せるときに感じるどこかメランコリーな楽しさだね。曲の多くは収集することについて歌っている。モノ、記憶、過去のある瞬間、僕はそういったものを収集するコレクターなんだ。隠された歴史を辿っていくことが大好きなんだよ」
サウンド面では、楽曲性の高いメローなエレクトロニック・サウンドと、ナイーヴなヴォーカルがフィーチャーされている。プロダクションで意識した点を聞いてみた。
「まず最初に考えたのはテンポだね。アルバムの大部分は、風変わりなスローテンポを中心につくったんだ。ディスコのテンポではあるけど、ハウスやテクノと呼ぶには遅すぎ、R&Bにしては速すぎるテンポだ。その後、使う機材を考えた。機材をいじることからもアイディアが生まれるからね」
アルバムの終盤では、フランク・シナトラで有名な「When No One Cares」をカヴァーしている。何か理由があるのだろうか?
「なぜか「When No One Cares」が頭から離れなくて、ピアノに向かうといつもそれを弾いていたんだよ。だから、アレンジを施してレコーディングすることにしたんだ。そうしてみたら、実はこのアルバム全体が「When No One Cares」で、ひとつにつながれていることに気づいたんだ。そもそもタイトル曲の「So This Is Goodbye」は、シナトラやクルーナー・ミュージックへのオマージュとして書いたものなんだよ」 なるほど。この不思議な雰囲気は、そこから出ているわけだ。最後に、ジュニア・ボーイズの音楽に対するマナーについて聞いてみた。
「ただのレトロ・バンドにならないよう気をつけている。ポップバンドは、いつの時代も最新テクノロジーやテクニックを使って音楽をつくってきたけど、僕はその“方法”に影響をうけている。古いものと最新テクノロジーのコンビネーションが気に入っているし、それを使うことで現代的でいられると思う」
text FUMINORI TANIUE
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JUNIOR BOYS
So This Is Goodbye
(JPN) HOSTESS / HSE-10034

