MASANORI MORITA & JEROME SYDENHAM

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MASANORI MORITA & JEROME SYDENHAM インタビュー153号

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ハウス・シーンの人気ミックスCDシリーズが見せる、新たな展開


ジャパニーズ・ハウス・ユニット、STUDIO APARTMENTとしての活動でも知られるDJ、森田昌典。彼が送り出すミックスCDシリーズが、『MUSeUM』だ。これまでに発表されている4作は、森田昌典が全てミックスを手がける、2枚組としてリリースされてきた。また本シリーズは、YELLOWで開催されているレギュラー・パーティー、とも連動。フロアの熱気も反映した作品となっている。  このたび、本シリーズの最新作『MUSeUM Thalia』がリリースされる。今回は、DISC1を森田昌典が、DISC2をIbadan Recordsのオーナー、ジェローム・シデナムがミックスを手がけるという、新しい構成になっている。サマー・ハウスをテーマに、各々の個性が発揮された会心作だ。  このコーナーでは、新展開を見せる『MUSeUM Thalia』について、森田昌典とジェローム・シデナムの二人から話を聞いた。




Interview with MASANORI MORITA
——今までの『MUSeUM』シリーズは、全て森田さんがミックスを手がけていましたが、今回は別のアーティストをフィーチャーするという、新たな試みを行っていますね。
「はい。基本的に『MUSeUM』シリーズは2枚組なのですが、今までは1枚目に自分のDJミックスを、2枚目には未発表の新曲や、リミックス音源を収録していました。でもそろそろ、新しいことをやりたいなぁと思ったんです」
——初の試みに、ジェロームを起用したのはなぜですか?
「ジェロームのユニット、NAGANO KITCHENのファースト・アルバム『Nagano Kitchen』を、僕らの新レーベルApt. Internationalからリリースしたんです。その経緯があったので、今回は彼にお願いしようと思いました」
——今回は、“2007 SUMMER EDITION”がテーマになっているそうですが、DISC1はどんな基準で選曲しましたか?
「これまでの『MUSeUM』シリーズは、ニューヨーク・ハウス的な要素を多く含んでいましたが、今回はそれをあまり意識せず、夏らしいアゲアゲな内容にしました。なので、テック、ディープ、ラテン、トライバル、ディスコなど...いろんなトラックを収録しています」
——では、様々なテイストの楽曲をミックスするにあたり、どんなことを意識しましたか?
「構成は、特に意識してないかなぁ。普段のDJプレイと同じような感じで制作しました。自分のDJプレイは流れを重視しているので、全体を通して楽しんでもらえたら嬉しいです」
——ところで、森田さんが夏をイメージする思い出ソングは何ですか?
「サザンオールスターズ「真夏の果実」ですかね...。幼少の頃の思い出が、よみがえります」
——それは意外な回答ですね(笑)。今後の『MUSeUM』シリーズでも、様々なアーティストをフィーチャーしていく予定はありますか?
「もちろんありますよ! 今は、次のミックスを誰にお願いしようか考えているところです。それ以外にもいろいろ、『MUSeUM』シリーズでは新しいことを企画しているので、楽しみにしていてください!」


Interview with JEROME SYDENHAM
——森田昌典が手がけるミックスCDシリーズ、『MUSeUM』に参加した感想はいかがですか?
「森田とは最近一緒に活動するようになったんだけど、彼は仕事でもとてもプロフェッショナルだね。彼の手がけるミックスCD、『MUSeUM』に参加できたことは誇りに思っているよ」
——今回あなたが手がけたDISC2には、Ibadan Recordsの音源がメインにフィーチャーされていますね。 「そうだね。新旧問わず、Ibadanの様々な楽曲を収録しているから、とてもバラエティに富んでいると思うよ。今回は、STUDIO APARTMENTが表現しているような、ソウルフルでエレクトロニックな音に近づけるよう意識して選曲したんだ」
――Ibadan Recordsは、どんなスタンスで運営をしているのですか?
「Ibadanは、一つのジャンルを扱うレーベルではなく、幅広くクオリティの高い音楽を発信するレーベルでありたいと思っているよ。これまでにも、アフロ・ビートやエレクトロニック・サウンドなど様々な音楽を取り入れてきたんだ」
——なるほど。今作にはIbadanより、ルネ&シデナム「Elephant」とニコラ・ガーラ「Kilo Tango」が、エクスクルーシヴ収録されていますね。
「「Elephant」は、最新のジャジー・ハウスだね。ヘヴィーで太いサウンドが象をイメージさせるから、このタイトルを付けたんだ。「Kilo Tango」は、友人のニコラ・ガーラが僕のためにプレゼントしてくれた曲だよ」
――また、今作にはテン・シティのクラシック・ナンバー、「That's The Way Love Is」も収録されていますね。
「最初はこの曲のリミックスをしようと思ったんだけど、オリジナルより良いものをつくるのは、すごく難しかったんだ。だから今回は、アコースティック・テイストにリメイクして収録したんだよ。オリジナル・トラックの音は一切使わず、テン・シティのトリビュートとして弾きなおしたんだ」
――そうなんですか! ところで、あなたは近頃Hideo Kobayashiとのユニット、NAGANO KITCHENとしても活動していますね。
「NAGANO KITCHENの曲には、制作した環境からの影響が強く表れていているんだ。Hideoと共に山の中で制作に入ったことは、とてもワクワクする経験だったね」
――9月には来日ツアーも控えていますが、日本のオーディエンスにはどんな印象を持っていますか?
「日本のオーディエンスは曲やヒストリーをよく知っているし、世界でもトップ・クラスだと思うよ。ぜひ、パーティーにも遊びにきてほしいね!」


interview & text EMIKO URUSHIBATA
translation SARASA


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VARIOUS ARTISTS
MUSeUM Thalia

(JPN) Apt. International / APTI-4002

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