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MOGWAI インタビュー135号

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 轟音系UKインディ・ロックの後継者として注目され、ほどなくポスト・ロック・サウンドの先駆的存在として確固たる地位を獲得するに至ったバンド、モグワイ。1995年にグラスゴーで結成して以来、“真摯なギター・ミュージック”を追求してきた彼らが、スタジオ・アルバムとしては約3年ぶりとなる最新作『ミスター・ビースト』をリリースした。初期の作品を思い起こさせるようなノイジーで重厚なギター・アンサンブルが復活した今作は、なぜこのようなアプローチとなったのだろう? メンバーのバリー・バーンズ(G/Key)から話をきいた。


「前の二作品は全てスタジオでつくり上げたから、ライブで再現するのがすごく難しかったんだ。それに、ヘヴィ・ギター・サウンドは最近やっていなかったから、単純にやりたくなったんだよ。もともと僕らは飽きっぽい性格だしね。とにかく今作は楽しんでしまえ!ってことで、このアプローチになったんだ。今作には、意図的にコンセプトをなくしたような面もあるね」
 一方で、バリーが弾くエモーショナルなピアノは、従来以上に存在感を増している。ヘヴィ・ギターとピアノの対比は意識しているのだろうか?
「僕らの音楽活動は、ほとんどが偶発的な出来事の連続だ。レコーディングやミックスがどのようになるかは、僕たちでも最後の日までわからないんだ。怖いんだけど、何事も意識はしていないね。全てが自然に湧いて出てくるものだと思う」
 ところで、彼らのスロー・テンポのビートには、三拍子や六拍子に取れるようなものも多い。これはどういうことなのだろう?
「あまり意識していなかったけど、気づいてくれて嬉しいよ。四拍子の通常のポップ・ソングのような構成から脱却したいという気持ちが、自然とそうさせてるのかもしれないな。アップテンポの曲でも、練っていくと最終的には半分くらいのスピードになってしまうんだ。それはモグワイの一つのダイナミズムかもしれない。スロー・テンポの方が居心地がいいんだよ」
 最後に『ミスター・ビースト』というタイトルの由来を聞いてみた。
「空港のタクシーは出迎えのために名前の看板を挙げて待ってるだろ? ザ・キュアーとのツアーでフロリダの空港に着いたとき、そこに“Mr & Mrs Beast(野獣夫妻)”と書いてあったんだ。到着して最初に見たものがそれだったから、もうおかしくてしょうがなかったな。最初はあまりにもバカらしいからタイトルとしてはボツになったんだけど、他にマシなのが出てこなくてね。しかし、ビーストさんと結婚した女性は今頃後悔してるだろうなぁ」


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