MOTOR インタビュー153号
骨の髄までテクノ・パンク・ボディー・ミュージック
米ミネアポリス出身で、プリンスのサウンド・デザイナー/エンジニアや、櫻井敦司(BUCK-TICK)らとSCHWEINとして活動していたこともあるブライアン・ブラックが、ロンドンでミスター・ノーと結成したテクノ・ユニット、モーター。XLOVER名義でも知られる彼らは、
「ミスター・ノーとは、ロンドンに引っ越してから出会ったんだ。同じバンドで、彼はドラム、僕はギターを弾いていた。そのバンドはインダストリアル系のバンドだったから、エレクトロ・ユニットもやってみたいねってことで、モーターを結成して、一緒に曲をつくるようになった。もうかれこれ6年ほど続いているよ」
そんな彼らが、NOVAMUTEからセカンド・アルバム『アンヒューマン』をリリースした。アルバムのテーマは何だったのだろう?
「"unhuman" は造語なんだけど、響きでだいたいの意味は伝わるよね。僕らは“人間(man)と機械(machine) ”というテーマに興味を持っている。なぜなら、僕らの音楽はとてもロボティックで、実際に機械でつくられているからだ。でも、僕らはアルバムに魂を吹き込もうとした。深みというか、人間臭さをね。つまり、これは機械がより人間化していくプロセスについてのアルバムなんだよ。アンヒューマンとは、人間になりたいけどなれない機械のことさ」
彼の発言通り、本作の音は、機械的であると同時に肉体的パワーを感じさせるものとなっている。脈打つようなビートは、正にエレクトロニック・ボディ・ミュージック(EBM)といった印象だ。どんなアーティストから影響を受けたのだろうか?
「音楽をつくり始めた頃から、テクノ・パンクとでも呼ぶべき音楽が好きだったね。ミニストリー、ミート・ビート・マニフェスト、フィータス、ナイン・インチ・ネイルズ…。DAFは特に好きなグループの一つだね。モーターに多大な影響を及ぼしているよ」
最後に、プリンスとの仕事を得ながらも、彼がロンドンに渡った理由を聞いてみた。
「当時僕はテクノの方に興味があったからね。それで、好きなアーティストがいる場所に住みたくて、ロンドンに引っ越したというわけ。プリンスとの仕事は素晴らしい経験だったけど、実は仕事を離れてから彼のファンになったんだ。本当にすごい人だなって(笑)」
interview & text FUMINORI TANIUE
translation YUKO ASANUMA
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MOTOR
Unhuman
(JPN) HOSTESS/NOVAMUTE / MOMU177CDJ


