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MSTRKRFT インタビュー139号

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 デス・フロム・アバヴ 1979(以下・DFA1979)でベースとシンセサイザーを操るブレイン、ジェシー・F・キラー。DFA1979のデビュー・アルバムを手掛けたプロデューサー、AL-P。この二人が結成したエレクトロ・プロジェクトがマスタークラフトだ。DFA1979ではゴリゴリのハード・ロックを展開する彼らが、ダンス・ミュージックをつくろうと思ったきかっけは何だったのだろう? ジェシーはこう語る。


「僕は高校生の頃にダンス・ミュージックにハマってたんだ。ジャングルやドラムン・ベースから入って、そこからガラージやハウスを通って、テクノやディスコも聴くようになった。DFA1979を始める前は、数年間ディスコをプレイするDJとして生活していたこともあるんだ。当時はラテン・ハウスをつくっていて、レコード契約もあった。僕はすぐにのめり込んでしまうタチで、当時はダンス・ミュージックに夢中だったんだ。だからマスタークラフトを始めたのは自然な成り行きだったと思う」  
マスタークラフトのサウンドは、ロック畑でも活躍している二人ならではの、硬質でロッキンなエレクトロ・ディスコ。ダフト・パンクやマイロに続き、時代の窮児となり得るポテンシャルを秘めている。そのサウンド・コンセプトを聞いてみた。
「僕らはクラブでプレイできる音楽をつくっている。DJがかけているところを想像できない曲はつくらない。つまり踊れるものをつくっているのさ! ダンス・ミュージックは、人々を踊らせるためにあるんだ。ベースの効いたサウンド・システム、酒、照明、スモーク・マシーン、それらの要素が揃っているパーティーの、最高なサウンドトラックになるような曲を目指して、最大の努力をしているよ」  
この発言からも分かる通り、つに完成したデビュー・アルバム『ザ・ルックス』には、大音量で聴くことを意識した強力ダンス・チューンが満載だ。アシッディーなベースが唸る悶絶トラックもあれば、'80sディスコ / ニュー・ウェイブなシンセが響く恍惚トラックもあり、バラエティ豊富な作品に仕上がっている。  現在は北米を中心に、精力的にライヴ活動を行っている彼ら。過去にはアニーの「Heartbeat」や、ブロック・パーティーの「Two More Years」など、数多くのリミックスも手掛けているが、今後の予定はどうなっているのだろう?
「もっと多くの新曲を書くつもりなんだ。秋にはレコードを出したいね。リミックスのオファーもたくさん来ているけど、自分たちに最も適している曲だけを選んで、ベストを尽くしたい。スケジュールが合えば、10月に来日できるかもね」


text TAKAHIRO KAWAMURA

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