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RECLOOSE インタビュー127号

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 デトロイト・テクノ第二世代筆頭のカール・クレイグ率いる、インナー・ゾーン・オーケストラ。そのターンテーブリストとして脚光を浴びたリクルースは、サックスを学んだというジャズのバックボーンを生かし、ジャザノヴァやマーク・ド-クライヴ・ロウといったジャズ/クロスオーバー・シーンにおけるキーマン達のリミックス・ワークも手掛けてきた。テクノとフューチャー・ジャズ/ブロークン・ビーツを融合させたその斬新なサウンドは、ファースト・アルバム『Cardiology』でも存分に披露され、多くのファンを魅了している。あれから待つこと3年、セカンド・アルバム『Hiatus On The Horizon』が遂に完成した。今作ではジャズやファンクの王道的な音楽要素によるオーガニックな暖かみが、より前面に押し出されている。この変化は、デトロイトからニュージーランドへ居を移した事によって生まれたようだ。


「 ここに移り住んでから多くの地元プレイヤーやボーカリストに出会ったよ。彼らからの影響もあって、またサックスをプレイするようにもなったんだ。ここではDJ カルチャーよりバンド・カルチャーのほうが根づいている。日本やデトロイトみたいに、工業的でもテクノロジーがあふれる場所でもないニュージーランドでは、エレクトロニック・サウンドはあまり意味をなさないんだ。それに、このアルバムでは今までと違ったことにトライしてみたかったし、より音楽の幅を広げてみたかったんだよ」
 この新たな試みは、かのジャイルス・ピーターソンが'ヘヴィー・ローテーションしたシングル、「Dust」で最高の形に結実している。この曲は、ゲスト・ボーカリストにニュージーランドを代表するバンド、ファット・フレディーズ・ドロップのジョー・デューキーを起用した、ホーンが印象的なアップリフティング・ナンバーだ。
「ダラス(ジョー・デューキー)は地元でとてもリスペクトされているシンガーなんだ。シルクのような声と、作品への完璧主義さは素晴らしいね。彼とはバーで飲むことも多いよ。「Dust」は'03年ので一緒にライブ出演したことが切っ掛けでできたんだ」
 今後はバンドでのツアー予定もあると言うリクルース。今年2月にDJ来日を果たしたばかりだが、この作品の魅力はライヴでこそ最大限に味わえることだろう。近い将来、日本で彼のミュージシャンシップに触れる機会が到来することを願ってやまない。


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Hiatus On The Horizon

(UK) PEACEFROG / HOSTESS / PFGO64CDJ