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REE.K インタビュー137号

 '80年代中期から音楽活動を続けているDJ、REE.K。トランスとインダストリアル・ロックを融合させたバンド、KINOCOSMOとしても大活躍中だ。レイブで彼女のパフォーマンスを目撃した人も多いのではないだろうか。そんな彼女が、2枚のミックスCDをリリースする。


「コンセプトは“全てはひとつ”です。それを陰陽の概念に置き換えて、相反するものだけれど紙一重という意味で、2枚のリリースにしました。『alpha』は、ばらばらのキューブが集まり宇宙空間を形成していく、スクエアな音のイメージ。『omega』は対称的に、わりとグルグルした音が多いです。『alpha』で形成された宇宙をどんどん引いて見て、マクロな目で見たら全体がラセンを描いていたというイメージです。『alpha』が脳内で踊るのに対し、『omega』は身体で踊る選曲になっています」
 トランス・シーンで活躍することの多い彼女だが、今作はテクノやエレクトロを中心としたジャンルレスなものになっている。選曲は、どのような基準で行ったのだろう?
「ぶっとんだ音なのか、刺激があるのかないのか。それだけが大事です。“この曲面白い!”と思ったものは何でもかけます。私がトランスDJなのかどうかはわかりません。というより、そうやって限定されてしまうのを、自分としてはどうにかしたいところなんです」
 彼女は自然体で新しいサイケデリック・ミュージックを提示しているだけなのだろう。そう考えると、『alpha』に収録されているアクフェン「Psychometry 1.1」で、“What's new? Nothing in particular”という言葉が使われているのは皮肉に取れなくもない。
「その台詞とは反対に、新しいものは常に存在していると思いますよ! 新しい音楽が出てこないと感じるのは、ジャンルという境界線があって、その枠内での切り口や手法に収まっているものが溢れているからだと思います。DJでの独自性についても同じことが言えるんではないでしょうか。枠の中に収まる人もいるし、私みたいにそんなもの関係ないどころか、ぶち壊したい人もいる。でも、価値観は人それぞれで、どれが正しいとかはないと思います。世の中におもろいオトがあって、私はそれを発見してプレイするだけです!」
 今後の予定として、DVDのリリースや、'08年を目標にアルバム制作もあるというREE.K。彼女の活動からは、これからも目が離せない。

interview & text SOICHIRO NAITO


VARIOUS ARTISTS
alpha
(JPN) HORIZON / HRZN-025


VARIOUS ARTISTS
omega

(JPN) HORIZON / HRZN-026

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