REGGIE DOKES

iLOUD > REGGIE DOKES > REGGIE DOKES インタビュー137号

REGGIE DOKES インタビュー137号

 はてなブックマークに登録

 数え切れないほど多くの優れた才能を輩出してきた都市、デトロイト。この街で現在、Psychostasia Recordingsを主宰し、ひときわディープでグルーヴィーなサウンドを響かせているのが、レジー・ドークスだ。14歳でDJを始めたという彼は、どのようなアーティストに影響を受けてきたのだろう?


「最初にかけたテクノ・トラックはホワン・アトキンスだったね。テクニカラー、サイボトロンなどのクラシックスもかけてたよ。ケニー・ディクソンとセオ・パリッシュは、僕個人を助けてくれたというだけでなく、ディープハウスのシーン全体にいいヴァイブを与えていたと思う。彼らからの影響で僕のサウンドは、テクノでありながらもディープハウスの要素がある感じになっていると思う。彼らは僕にとってコーチ、監督のような存在だ。ケニー・ラーキンもいっしょにツアーしたことがあって、とてもリスペクトしている。それとカール・クレイグは外せないよ。僕の中でエレクトロニック・ミュージック・アーティストのあるべき姿がカールなんだ。一つのジャンルにこだわらず、幅広い分野で才能を開花させているからね」
 このたびリリースされるセカンド・アルバムには、『My Electronic Mind』というタイトルがつけられている。
「プロデューサーやDJたちの間では、“やっぱりアナログが一番いい”という意見と“デジタル”を推進する派で常に議論がある。僕はずっとテクノロジーを駆使した音楽に対して抵抗を感じてきた派で、それがこのタイトルにつながっている。ここ最近で、やっとコンピュータープログラムなどに親近感を感じるようになってきたけどね」
 なるほど。それで「I Hate Computers」という曲が収録されているわけだ。この作品のテーマも、そこにあるのだろうか?
「“ゲットーにいようが、アメリカ以外の国にいようが、テクノロジーは、僕らの生活全般に強く影響を与えるメディアだ”というのがテーマかな。全体として一つの流れがあって、それなりにまとまりのあるものをつくろうとしたよ」
 音楽的には、クラブ仕様にこだわらず、様々なサウンドを実験的に融合した印象がある。
「ダンスフロアで受け入れられる音楽かどうか、というのは僕にとって課題じゃないんだ。僕にとって音楽をつくることは、自分の内面を表現すること。この音楽が誰かの内面に訴えかけるものであったらうれしいね」


interview & text EMIKO URUSHIBATA
translation ERIKO HASE


REGGIE DOKES インタビュー137号

REGGIE DOKES トピックス一覧