REI HARAKAMI

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REI HARAKAMI インタビュー126号

 傑作と謳われた前作、『Red Curb』から早4年。くるり、ナンバー・ガール、DCPRGらのリミックス、<百鬼夜行>への出演、矢野顕子とのコラボレート、UAのプロデュースなどなど、その活動をロック・フィールドから現代音楽にまで拡げてきたレイ・ハラカミが、待望のニュー・アルバムを発表する。


「実際ちょこちょことつくってはいたんですけどね。でも、アルバムに没頭する時間がなくて、うまくまとめるタイミングを見計らっていたんです。昨年の暮れあたりにようやくうまくまとまってきたんで、ここで出せなかったら一生出せないだろう、って思って(笑)」
 4年前のインタビューでは「コンセプトという言葉を介してこの音楽を聴いてくれっていうのは、むしろ聴き方をすごく制限することになる」と語っていた彼。今回も同様にノー・コンセプト・アルバムなのだろうか。
「コンセプトありきでアルバムをつくり出すってことはまずないですね。基本的に締め切りは設定してないので、つくっていくうちに浮かび上がってくるものをまとめていくっていうやり方しかしてないんで。例えば“何を伝えようとしたんですか?”とか訊かれても、それを言葉にできるんだったら音にする必要はないですよね。言語化する作業とは、相容れない部分があるんです」
 時を経てもいささかもブレないその哲学は、サウンドにも表れている。
「音色とか、聴いてもらえばおわかりの通り、今までと変わってないんです。そういう人って、なかなかいないんじゃないかと思いますよ。音色変えずに4枚もアルバムつくった、なんて(笑)。“自分が聴いてて気持ちいいもの”っていう点では徹底してますけどね」
 聴きどころは、細野晴臣「終わりの季節」のカバーだ。ハラカミ自身、初のボーカルにも挑戦している。
「矢野顕子さんのコンサートで、“ハラカミのアレンジで昔の矢野ベストをやりたい”っていう注文があってつくったものなんです。その時のデモ・トラックが、これですね。だから自分で歌いたかったとか、細野さんのカバーをやりたかったってわけでもなかったんですよ(笑)。自分のアルバムに入れることも、最後まで考えてませんでしたし。でも、この曲が入ったことで、アルバム全体の風通しが良くなったなとは思います」
 この6月にはバルセロナで開催される出演も決定し、いよいよその活動をワールドワイドにするレイ・ハラカミ。“世界遺産に決定”という矢野顕子のコメントも、決して大げさなものではないようだ。  


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Lust

(JPN) SUBLIME/MUSICMINE / IDCS-1014

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