RENNIE FOSTER

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RENNIE FOSTER

RENNIE FOSTER インタビュー153号

現代のクラブ・シーンに警鐘を鳴らす国際派クリエイター


日本を拠点に活動するカナダ人クリエイター、レニー・フォスター。これまでにF COMMUNICATIONSやTeknotika、INGOMAなど数々のレーベルからリリースを重ね、デトロイト・テクノを基調としたトライバルかつハードエッジなトラックで、DJやリスナーの耳を捕えてきた。彼が自身のレーベル、Dirty Worksより初のフル・アルバム、『The War Of Art』をリリースする。本作は生のヴァイオリンやフルートを取り入れるなど、ひとつひとつの音にこだわった、メロディが叙情的に調和するクラブミュージック・アルバムだ。


「ひとつのジャンルやレーベル・サウンドに固執せず、ミニマル、シカゴ・ハウス、デトロイト・テクノ、ジャズ、ファンク、ニューウェイヴなどの要素を散りばめ、それらをフュージョンさせたんだ。アルバム収録曲で最も人気があると思われるのは“Falling Skyward”かな。この曲は今年初めにデトロイトのTeknotika recordsからヴァイナルリリースされたもので、発売後すぐに売り切れたんだ」
そんな本作を語る上で欠かせないのが、そこに込めた彼の想いだ。
「“The War Of Art”というタイトルは、クラブ業界の現状を言い表しているんだ。デジタル・ダウンロードに代表される音楽の売買方法や、DJテクノロジーの変化は、良くも悪くも新しいステージに来ている。この変化はアーティストや流通に関わる全ての人間に、大きな影響を与えていると思う」
DJとして20年以上のキャリアを持ち、クラブ業界をシリアスに見つめてきた彼は、さらにこう語る。
「新しい音楽業界の構造は、日々進化していて、多くの人々が生き残りを賭けて戦っている。そんな中、ワールド・クラスの才能を持っていたり、意味のあるアートを表現する将来有望なクリエイターはなおざりにされているんだ。この状況は、長いスパンで考えれば非常に危険なことで、音楽シーンや産業のクオリティー低下に直結すると思う。この状況を僕なりに変えようという努力、それが“The War Of Art”なんだ」
彼の強いメッセージを反映させた本作。どのようなリスナーに届けたいのだろうか?
「僕はこのアルバムでより多くの人達に語りかけたいと思っているんだ。だから、一般のリスナーやクラバーが、車の中、ipod、自宅のステレオ、そしてクラブで聴くという状況を想定しているよ」


interview & text HIROKO TORIMURA

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RENNIE FOSTER
The War Of Art

(JPN) Dirty Works / DTS-CD001

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