SPACE MASTER
SPACE MASTER インタビュー122号
トランス・ライヴ・アクトとして精力的に活動しているスペース・マスターが、デビュー・アルバム『TUBASA』をリリースした。「音の厚みに気を配り、ロックに負けない“ガツン!”とクる音を目指している」という彼の最新作からは、先生について学んでいたというジャズや現代音楽の要素を垣間見ることができる。トランス制作に至るまでの、豊富な音楽経験が活かされている全11曲入りだ。今回のイメージは、ずばり“サイバー・パンク”。
「映画『マトリックス』のような退廃的世界観のSFから得たインスピレーションを音楽で表現し、アルバムとしてまとめました。サイバー・パンクの世界観から受けた感動を自分の中で高めて行き、それからピアノなり、キーボードに向かったんです。まずはメロディーから書いていきました。今作では、旋律に力を入れているんですよ」
たしかに、アルバム全体通して聴いてみると、全ての収録曲が持ちあわせる、どこか懐かしい感じのメロディー・ラインは印象的だ。
「日本人ってメロディーが好きなんですよ。そういった日本人ならではの趣向から生まれる、メロディーの奥深さを世界に出していきたいなって思っています」
中でも思い入れが深いのはアンダーワールドからエナジーを受けてつくったというハウス・チューン「Plastic Beauty」と、落ち込んでいた時に自分を楽しませようと思ってつくった「Orbital Flight」だという。それにしても、アルバム・タイトルはなぜ日本語なのだろう?
「日本人によるトランスだと海外にアピールしたいという思いから、日本語のタイトルを付けました。“白い大きな翼を広げ、日本から世界に向けて飛び立っていく”という思いがタイトルには込められています」
一つ一つの質問に、丁寧に、強い意気込みで答えてくれたスペース・マスター。世界に羽ばたくという大志を抱き活動する彼の今後に期待は高まるばかりだ。
「次回は機械的な物と人との融合をテーマにしたいです。次はボーカルものを中心にやろうと考えているんですよ。ヨーロッパ的でクラシカルな感じの歌がいいですね。ボーカル以外ではオーケストラ的な要素にも興味があります。映画音楽のような重厚な世界観も取り込んでいきたいです。それと、ハード・ロックのギターも使ってみたいです。最近流行ってきてるじゃないですか?ギター・サンプルの曲(笑)。あとは以前からつくってある曲のリミックスも入れていきたいですね」
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SPACE MASTER
TUBASA
(JPN) Extend / EXTD119

