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TACTEEL インタビュー146号

 フレンチ・エレクトロ・シーンを牽引するアーティストの一人、タクティール。アンダーグラウンド・ヒップホップ・グループ、TTCのトラックメイカーとして頭角をあらわした彼は、なぜ旧来のヒップホップから離れ、エレクトロニック・ミュージックへ傾倒するようになったのだろうか?


「僕にとってヒップホップは、エレクトロニック・ミュージックという大きな括りの一部分なんだ。だから、ハウスやテクノへサウンドをスイッチしていくことは、極めて自然なことだった。そこには多くの共通点があるのさ」
 こうした意識のもとから生み出されるタクティールの音楽は、ポップであると同時に前衛的。ひねりの効いたビート、シャープな音色とフレーズ、奇抜なエディットに満たされている。彼が曲づくりで意識していることとは何なのだろう?
「君が感じたポップさは、僕が制作をするうえでとても重要視していることなんだ。僕は、もっとポップに、もっとシンプルに、ってことを念頭に置いて、セッションのゴールに向かうようにしている。音楽をシンプルにするのは、とても難しいことだよ」
 そして、彼はこう続ける。
「最も重要なのは“構造”だね。僕は音楽の中にも空間と時間の作用があることを確信している。だから、それぞれの曲やパーツに明確な目的を持たせるよう心がけているよ」
 では、その先にある、彼が音楽を通じて表現したい世界観とはどんなものなのだろう?
「僕にとって、音楽とは“非常事態”をあらわすものなんだ。それぞれのトラックの根底に共通してある、“いつもと違う状態”を感じて欲しいな」
タクティールがこれまでに出したシングル、リミックス、TTCでのプロダクション・ワークをまとめた作品『Previously On Tacteel』は、日本だけで特別にリリースされる。3月には来日も決まっているので、その前にぜひチェックしてみて欲しい。
  最後に、タクティールが主宰するINSTITUBESのレーベル・ポリシーについても聞いてみた。2003年にテキ・ラテックス(TTC)と共にスタートさせたこのレーベルは、パラ・ワンやサーキンといったアーティストを世に送り出し、ED BANGERと共に大きな注目を集めている。
「僕らのポリシーは、明日のクラシックスになるような、ポップかつ革新的なサウンドをリリースしていくこと。最も重要な点は、今日よりも面白いことが未来には起こる、ということさ」


text FUMINORI TANIUE


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TACTEEL
Previously On Tacteel
Je ne vous oublierai pas (I will not forget you)

(JPN) OCTAVE-LAB/INSTITUBES / OLTCD1087


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