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TEENAGE BAD GIRL インタビュー153号

キレイな音に異議あり! 新世代フレンチ・エレクトロの申し子


先日デビュー・アルバム『ココット』をリリースしたばかりの、ギローム・マンベルとグレッグ・カズブスキによるダンス・ユニット、ティーンエイジ・バッド・ガール。現在共に25歳の彼らは、'05年のデビュー曲「Hands Of A Stranger」でいきなり注目を集めた、新世代フレンチ・エレクトロ・アーティストだ。
 本コンピレーションに「Cocotte」が収録されたティーンエイジ・バッド・ガールのグレッグに、彼らの音楽観について話を聞いた。


——ティーンエイジ・バッド・ガール結成の経緯を教えてください。
「ギロームと僕は、2年くらい前にインターネットで出会ったんだ。僕が、彼の始めたARCHIBELLレーベルの音源をP2Pでダウンロードしたら、彼は誰がダウンロードしたのか気になったらしく、アプローチしてきた。で、僕はちょうどそのときロラン・ガルニエがやっていたリミックス・コンテスト用の制作をしていたから、彼に聴かせてみた。そうしたらすごく気に入ってくれて、すぐに彼の曲「It’s Been Too Long」(ALYOA名義)のリミックス依頼があったんだ。数ヶ月後には“遊びで曲をつくってみようぜ”って話になって、まずはネット上でのファイル交換だけで制作をしてみた。それが、僕らのデビュー曲「Hands Of A Stranger」さ」

——ネット世代らしい出会い方ですね。その後、CITIZENレーベルと契約したのは、なぜですか?
「僕らは将来のことをあんまり考えてなかったから、特にデモを各レーベルに送ることもしてなかったんだけど、CITIZENのA&Rとヴィタリックが「Hands Of A Stranger」とシザー・シスターズ「ときめきダンシング」のリミックスを聴いて気に入ったらしく、“CITIZENからアルバムを出そう!”って言ってくれたんだ」

——そうしてリリースされたデビュー・アルバムの『ココット』は、どんなテーマで制作しましたか?
「そんなものは何もないよ! というか、僕らの音楽の目的は、何かを伝えるというよりも、みんなを踊らせたり、いろんなエモーションを感じさせたり、ただただ楽しませることにあるんだ」

——アルバム・タイトルの“ココット(cocotte)”は、どういう意味の言葉なんですか?
「フランス語で“cocotte”とは“軽い女”とか“女”って意味。アルバムのセクシーな雰囲気や、バンド名のティーンエイジ・バッド・ガールというイメージにビッタリだと思ったんだ。それと、“cocotte”は、ファンクでよく使われる有名なリフの愛称でもある。僕らは'80年代のファンクにもすごく影響されているから、その意味でもこのタイトルがふさわしいと思ったんだ」

——ちなみに、'80sファンクの他にはどんな音楽が好きなんですか?
「僕らは、14才の頃にダフト・パンクやモーターベース、カシアスと出合い、そこでダンス・ミュージックを知った世代さ。ただ、同時期にレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ニルヴァーナ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズも好きだったし、クイーンやポリスも好きだった。学校ではパンク・バンドをやっていたよ。でも、17歳くらいのときにエレクトロニック・ミュージックをつくりたくなったんだ。ホーム・スタジオで曲づくりをするのは安上がりだし、楽しかったからね」

——アルバムでは、ノイジーでロッキンなエレクトロ・サウンドをつくりだしていますね。あなた達が曲づくりで意識していることは何ですか?
「僕らは、5年くらい前のハウスにあったような、キレイな音づくりには興味がないんだ。ダーティーでノイジーでぐちゃぐちゃの方がかっこいいと思う! テクニックなど気にとめないパンク・ロック精神を持っているよ。パンク・ギターはすごく簡単なコードしか使わないけど、それが勢いとエネルギーを生むわけだし、そもそもそれが目的だろ。 僕らがエレクトロニック・ミュージックをつくるときも同じで、シンプルなのが一番なのさ!」


interview & text FUMINORI TANIUE
translation YUKO ASANUMA
photo QUENTIN CHERRIER


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TEENAGE BAD GIRL
Cocotte

(JPN) P-VINE / PCD-17133


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