TEST ICICLES
TEST ICICLES インタビュー131号
最近登場した新人UKバンドの中で、テスト・アイシクルスほどメタリックで攻撃的な音をぶつけてくる者はいないだろう。バンド名からも、彼らのアグレッシヴなスタンスは伝わってくる。
「実は友達がこの名前を考えたんだ。このバンドは初期の名前が“balls”(睾丸)だった。でもその友達は去って、俺が加入した。そのとき彼が『“test icicles”(testicleは医学用語で睾丸の意)って名前に変えたらどうだ』って言ったのさ」
彼らは今年DOMINOからデビューを果たしたバンドで、メンバーはインタビューに答えてくれたデボンテ・ハインズ、サム・メーラン、ロリー・アトウェルの三名。8月にシングル「Boa Vs Python」でデビューするや、一気にUKのメディアから注目の的となっている。
「俺たちは共通の友人を通じて知り合ったんだ。みんな同じクラブ、同じような酷いバンドでプレイしていた。俺は19才、サムは20才、ロリーは25才だよ。もともと俺達はライブを三回だけやるつもりだった。そうしたら、その後もライブのオファーが絶え間なくきて、ここまできちゃったんだ」
彼らは、各自いくつものバンドやプロジェクトを掛け持っており、メンバーの趣味もヒップホップからヘヴィー・メタルまで様々だ。テスト・アイシクルスでは、メタル/ハードコア系譜の歪み切ったギター、シンセ・ノイズ、ラフなビートが渾然一体となった強烈なサウンドを打ち出しているが、どんな音楽性を追求したかったのだろうか。
「コンセプトは全くないんだ。俺達でさえ、しばくしてから俺達の音楽があるスタイルを持っていることに気がついたくらいなんだ。俺は、本当は良い感じのヒップホップ・アルバムをつくりたかったんだけど、失敗したね。実は俺はこのバンドはヴォーカル無しでやったほうがいいと思ってるんだよ。俺はギター・ソロが好きなんだ。(大事なことは)他の二人より俺の方が優れているって分かるようにすることさ」
ハイ・テンションなサウンドは、メンバー間にある緊張感ゆえなのか? セカンド・シングル
「Circle Square Triangle」に続き、11月にはアルバム『フォー・スクリーニング・パーパセス・オンリー』をリリースするということで、話題騒然の彼らにライヴについて聞いてみた。 「実は、俺達は既に録音されたトラックを使ってるんだ。幸いにも、俺達にはいつでも完璧に演奏しているとみんなが思うようにマイムする素晴らしいスキルがある。しかも、テープにはファンの声まで入ってるんだ」
手に負えないテスト・アイシクルス。ひたすらノイジーに突進するアルバムを聴けば、きっとリスナーは、さらなるカオスを体験することができるだろう。
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TEST ICICLES
For Screening Purposes Only
(UK) DOMINO(HOSTESS) / WIGCD163J

