THE GLIMMERS インタビュー124号
人口25万人の小さな都市、ベルギーはゲントから現れたDJユニット、ザ・グリマーズ。メンバーはモー・ベカ、そしてダーヴィット・フッケールの2人。ニュー・オーダー、ブロック・パーティー、ザ・キラーズらのリミックス・ワークでも高い評価を得ている、今年大注目のコンビだ。ゲントと言えば、あの2メニー・DJsの出身地。実は彼らとの関係も深い。
「ゲントは驚くべき街だよ。とても小さいけど、ナイト・ライフに活気がある。(2メニー・DJsの)デイヴィッドとステファンのことは、ずいぶん昔から知ってるよ。僕らがDJをやっていたパーティーで初めて知り会ったんだ。その頃、彼らはバンド(ソウルワックス)をやってたね。その後、彼らもDJを始めて、よく一緒にプレイするようになったんだ」
その2メニー・DJs同様、ザ・グリマーズもあらゆるジャンルの曲を混ぜ合わせ再構築する、とてもユニークなスタイルを持っている。そのプレイを堪能できるのが、このたびリリースされるミックスCD『DJ Kicks』だ。ビス「Shake Up」に始まり、ピーチーズ「Lovertits」、トゥー・ローン・スウォーズメン「Showbizz Shotguns」、シカゴ「I'm A Man」のリエディット、イジャット・ボーイズ・リエディットによるハミルトン・ボハノンの「The Groove Machine / The Boogie Train」.....。ポスト・パンク、ディスコ、ニュー・ウェイヴ、ロック、ハウスまでをも咀嚼するその自由な楽しさは、スコットランドのオプティモと並び、“ポスト2メニー・DJsの大本命”と言っても過言ではないだろう。ではその斬新なスタイルは、一体どこで培ったものなのだろう。
「'89年、僕らはイビサに行ったんだ。そこではアルフレッドがDJをしていて、アダムスキーのライヴがあって、本当にブッ飛んだよ。初期のハウス、ポップス、ソフト・ロック、さまざまな曲がミックスされていて、大きな影響を受けたね」
'80年代末~'90年代初頭のバレアリック精神、これが彼らに大きな影響を与えているようだ。では今作には、ジャンルが細分化され、ある意味画一化されてしまった現在のシーンに対する批判精神は込められているのだろうか。
「その指摘はある意味正しいかもしれない。だってこれまで僕らは、ほとんどのクラブと、そこでかかっている音楽に対して批判的だったから。エキサイティングじゃないし、はっきり言って退屈だ。僕らは違うヴァイブとスタイルをミックスすることによって、オリジナルのセレクションとスタイルを創造するんだ」
現在のクラブ・カルチャーに挑戦状を叩きつけたザ・グリマーズの『DJ Kicks』。4月には初来日も決定した彼らのプレイは必見です!
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VARIOUS ARTISTS
DJ Kicks
(JPN) !K7/HOSTESS / !K7178CDJ


