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TIMEK インタビュー131号

 J-PUNK系のシーンで一時代を築いたYOUNG PUNCHの中心メンバーだった福井隆史が、TIMEK(タイメック)という新プロジェクトで再始動を果たした。


「最初は二人組で打ち込みをやってたんですけど、歌を入れたくなったり、ドラムが欲しくなったりして、試行錯誤するうちに、今のバンド・スタイルになりました。巡り巡って一回りした感じです。心に余裕ができて、ロックもまた受け入れられるようになってきましたね」
 なぜ福井は現在のような音楽性にたどり着いたのか。時は遡り2002年、YOUNG PUNCHが解散した後、彼は語学留学を兼ねて渡英し、一年弱の間ロンドンで過ごしていたのだという。
「昔から留学をしてみたかったんです。で、昔から行くならイギリスと決めていました。もともとアメリカよりもイギリスのロックが好きだったし、ダンス・ミュージックでもヨーロッパのものに興味がありましたから」
 ダンス・ミュージックに傾倒した経緯について、さらに彼は続ける。
「一番最初はデトロイト・テクノでした。それからオリヴァー・ホーやサージオンあたりのテクノですね。その後どんどんソフトな方向に行って、エレクトロニカやアンビエントを聴いたりしました。今は良ければ何でも好きです。例えば、以前イベントで招聘したダニエル・ベルも好きなんですけど、同時にシガー・ロスも好きなんです。僕の中では、共通している感じがあるんですよ。隙間感というか、暗さというか。ジメジメ暗くてじんわりくる方が好きですね(笑)」
 時代の感性と共鳴し、現在のスタイルを手に入れたTIMEK。アルバム『Lovers Music』で、彼はスローなバンド・サウンドとエレクトロニック・アンビエントが融合した、とても繊細で内向的な音楽を披露している。
「一番出したかったのは、深くて優しい感じです。CHAB DOというバンドのヴォーカル(加藤貴士)にサポートしてもらっているんですけど、それを僕らは“ココロノミュージック”と言っています。その感じを出したかったですね。この文字って伝わるな、と思ってます」
 今後はライヴとDJを軸に活動を展開していくという福井隆史。最後にTIMEKという言葉の意味をきいてみた。
「もともとの意味は“time to knowledge”なんです(今作に同名の曲を収録している)。上手く自分とシンクロしているなと。3年くらいブランクがあったんですが、“時間”と“知識”、時間が経過して、知識を得て、今の自分は存在し活動しているということです」


text FUMINORI TANIUE


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TIMEK
Lovers Music

(JPN) ARIGHT'S / ARCF-009

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