U.N.K.L.E インタビュー/LOUD112号
ファッション、音楽、映画、アート…..と私達の身の回りには、様々な形態の“クリエイション”があふれ、日常の生活に入り込んでいる。本や雑誌、テレビやラジオ、家の中にいても街に出ても、私達の五感は刺激されまくりだ。“イノベーション”をキーワードに、「次世代の若いクリエイターにインスピレーションを得る機会とネットワークづくりの場を提供する」というコンセプトのもと開催されている<SALEM Innovation Sessions>は、そんな状況にエッジを与えてくれる画期的なプロジェクト。
第7回目のゲストはアンクル。中心メンバーのジェームス・ラヴェルは、Mo'Waxレーベルのヘッドで、藤原ヒロシ、高木完らとの交流でも知られている。日本のストリート・シーンからのカルト的支持はかなりのものだ。DJシャドウ脱退後、新メンバーにリチャード・ファイルを迎え、昨年約5年ぶりの新作『Never Never Land』をリリース、更に進化をとげた彼らにとって“クリエイション”とはいったいどのようなものだろう?
「何かを表現するということはとても素晴らしいことだと思うし、いろいろな違う分野の仕事をしている人達が集まることで、一つの作品が完成するんだ。その人達の誰かひとりでもいなかったら、ちゃんとした完成品にはならない。だから他の人達とのコラボレーションはとても大切だと思うし、それによってユニークなものが生まれたりするのが面白いね」
ボタン一つで簡単にモノが作れてしまう時代。しかし、どんなに技術が進歩し豊かになっても、結局それを作り出すのは機械ではなく人、人間のインスピレーションだ。
「インスピレーションは全てのものから受けるんだ。音楽、映画、本、そういった具体的なところからインスピレーションを受けることもあれば、実際の人との会話から受けることもある。自分の考えをここから先にさらに延ばしてくれるようなもの、境界線をこえさせてくれるものは、僕にとって全てインスピレーションだ。この<SALEM Innovation Sessions>には、いろいろなクリエイターが参加し、その作品だけでなく、彼らのアイディアやトークが聴ける。より多くの人にそれを知ってもらえるのがとてもいいね」


