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GOLDFRAPP インタビュー/LOUD130号

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Supernature (JPN)
TOSHIBA EMI / TOCP-66432

魅惑のグラム・エレポップにヤラれてみないか?

美貌の歌姫、アリソン・ゴールドフラップと、耽美的かつ退廃的なサウンド・メイキングを得意とするウィル・グレゴリーによるデュオ、ゴールド・フラップ。前作『Black Cherry』は、デビュー・アルバム『Felt Mountain』に続き、UKでゴールド・ディスクを獲得、“NME”、“MUZIK”、“Q”といったUKの辛口メディアからも大絶賛を受けた。一昨年には<フジロック>出演のため初来日、ゴージャスな衣装に身を包んだ、アリソンの妖艶な姿にヤラれてしまった男子諸君も多いことだろう。そんな彼らが、待望のサード・アルバムをリリースした。タイトルは“Supernature”だ。二人は前作からの変化についてこう語る。
「私たちは一歩前進したの。知識が増えたのよ。『Black Cherry』の時は、まだ自分自身を探っていたところだったけど、今回はもっと自信が持てた」(アリソン)
「うん、大きく成長したんだ。表現の幅を拡げることができたね。今回はギターまで使ったんだよ!」(ウィル)
「自分で作ったルールを破るのもいいことじゃない(笑)。それも楽しみの一つだったわ。シンセとストリングスに加えて、より大きくてダーティーなベース・ラインとギターを入れたのよ」(アリソン)
 その変化は、スタジオをバース近郊の田舎街に移したことも影響しているようだ。
「何もない田舎で、古びたコテージを借りて、そこにあらゆる機材を持ち込んだの。ジョージ王朝風の素敵な家なんかじゃなくて、もっとボロボロだったけど、そこがよかったのよね。茂みに囲まれていて、安っぽいソファーがあって。'70年代の掃除機の隣にはシンセサイザー、アンプの隣には電子レンジ(笑)」(アリソン)
「それにパン入れもあった。眺めはよくて、外では馬が走り回っていたよ」(ウィル)
「だから、シンセサイザーの音の合間に、芝刈り機の音とか、鳥のさえずりが入っているかもね。ベルリン、ニューヨークに、サマセット北東部のエレクトロニクスとグラムをブレンドした作品よ」(アリソン)
 なお、この原稿を書いている時点で、“グラム・エレポップ”とでも呼ぶべきキャッチーなファースト・シングル、「Ooh La La」は、UKチャートでなんと4位にランクイン!
トップ40圏内で唯一エレクトロニックな楽曲となっている。ここ日本でも、もっともっと評価されてよい存在だと思うのだけど、いかがでしょうか?

interview & text AKIHO ISHII
translation KEIKO YUYAMA