SHINICHI OSAWA

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SHINICHI OSAWA インタビュー/LOUD154号

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SHINICHI OSAWA

最新モードの大沢伸一が、待望のスタジオ・アルバムをリリース!


SHINICHI OSAWA
The One
(JPN) rhythm zone / FEARLESS / RZCD-45668


 日本を代表するクリエイター / DJ、大沢伸一が、モンドグロッソ時代の『Next Wave』から実に4年ぶりとなるオリジナル・アルバム、『THE ONE』を発表した。ここ数年の彼がエレクトロ・サウンドに接近していることは、DJ業やミックスCD『Kitsune Udon』を通して、みなさんもご存知だろう。初の本人名義でリリースされた本作は、そんな最新モードの大沢伸一が送る、記念すべきスタジオ・アルバムだ。
 '80sのニュー・ウェイヴ / パンクをルーツに持つ彼が、“自分の中のロックを表現したかった”と語る本作。具体的には、どんなサウンドを目指したのだろう?
「ディストーション・ギターとか、ロックをイメージさせるエレメンツを使わずに、ロックを感じさせるようなサウンドを目指しました。僕は、エレクトリックなシンセサイザーだけで構成されている音楽を聴いて、ロックを感じることが多いんです」
 たしかにULTRA BRAiNの難波章浩、オ・ルヴォワ・シモーヌ、ルビーズといったゲスト陣の歌心、そしてなによりワイルドな楽曲へのアプローチからは、いわゆるロッキンなダンス・ミュージックには無いロック感覚を得ることができる。そこには、こんな想いも込められているそうだ。
「僕がDJでプレイするようなトラックはみんなが山ほどつくっているし、僕がやらなくてもいいと思ったんです。そこに辿り着いたとき、今のエレクトロを通過してみんなが次に戻ってくる場所はと考えたら、やっぱりポップな音楽だろうと感じたんですね。だったら僕の役目として、もう少しポップ・フィールドでも聴いてもらえるような音楽を提案しようと思ったんです」
 彼は、ど真ん中のエレクトロ / ロック・リスナーだけでなく、モンドグロッソ・ファンのリスナーにも、本作を聴いてほしいと願っている。
「僕にとってジャズやラテン音楽は、影響を受けた音楽の一つだし、すごく良いと思います。でも、変化していくことがカッコいい音楽もあると思うんです。だからリスナーには、そういうノスタルジックなものや普遍的なものを常に自分の中に持ちつつも、冒険心を忘れずに、新しい音楽を聴いていってほしいと思います」
 なお次号のLOUDでは、彼のロング・インタビューを掲載。『THE ONE』の全貌に迫る予定。お楽しみに!


interview & text TAKAHIRO KAWAMURA