――ちなみに、アルバムをまとめるにあたって、コンセプトやテーマといったものは何かあったんでしょうか?
「いや、コンセプト的なものはなかったね。言葉で話し合ったりしないで、まずはとにかくプレイしてみて、その中から相応しいサウンドを探していったよ。音楽って、話し合うことじゃなくて、音を出す過程の中で見つけ出していくものだと思うしね」
――ステキな表現ですね。結果的に、ギタリストが3名いることもあって、本作はかなりギター・オリエンテッドなサウンドに仕上がりましたね。
「ま、バンドに3人もギタリストがいれば、自然にギターは増えるさ。でも、100%ギター・バンドだってわけでもないと思う。このアルバムには、ほとんどギターが入ってない曲もあるからね。ニュー・オーダーのファンは、「Blue Monday」みたいなプログラミング曲を期待していたりするのかもしれないけど」
――アコースティック・ギターがフィーチャーされた楽曲も多いですね。ニュー・オーダーにはあまりなかったテイストなので、新鮮に感じましたよ。
「あれはジェイクの影響だね。バーナードも本当に気に入っていて、すごく楽しんでいたよ。だから、ジェイクのテイストがもっと表に出でるように、バーナードは彼のことを励ましていたね」
――リード・トラック「Sink Or Swim」は、どのようにして誕生した曲ですか?
「あるとき、俺は'60年代のフェンダー12弦ギターを手に入れたんで、それでリフをつくっていたんだ。新しい楽器を持つと、何かつくりたくなるものだろう? そうしたら、そこにバーナードが歌のメロディー乗せ始めて、次第に曲の形ができあがっていったよ。そんな曲だね」
――あなたが個人的に特に気に入っている楽曲は、どれですか?
「「Summer Days on Holiday」か...いや、「Twist of Fate」かな」
――その理由は?
「何というか、あの曲の雰囲気が好きなんだ。プレイしても楽しいしね。俺とジェイクとバーナードで、ザ・キラーズのライブを観に行ったことがあったんだけど、その時のライブがすごく良かったから、俺もああいう、ライブで映えるロックな曲を何かやってみたいなって思ってね。俺は、ブランドン(・フラワーズ)と友達で、もう何年も付き合いがあるんだ」
――「Twist of Fate」は、良き友人へのオマージュでもあるんですね。最後に、今後の活動目標を教えてください。
「大した目標はないかな。とにかくショウをして周りたいよ。今は、ライブ・リハーサルなんかも始まって、曲にまた新しい命が吹き込まれている感じだから、すごく楽しいね。もう最後にギグをしてから3年くらい経っているから、みんなに早くアルバムを聴いてもらって、ギグをやりたい。日本にも行けたらいいって思っているよ」


