CROQUEMONSIEUR LDKレーベルの第一弾は、大沢伸一の変名プロジェクト!
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ーーなるほど。

「で、“CROQUEMONSIEUR”の方は、もともと思い付きで考えた曲名だったんですよ。でも、それを聞いたOFF THE ROCKERの片われ、上村真俊君(bonjour records)が、“CROQUEMONSIEURをアーティスト名にした方が、面白くないですか?”って言うんで、ひっくり返ってしまいました(笑)。とんでもない経緯でついた名前ですけど、好きですね。今となっては、なんか」

ーー不思議なイメージの名前ですよね。食べ物ってところがいいですよ(笑)。で、「Wild Cat」と「Tiger」ですが、まず「Wild Cat」の方は、曲自体は結構前にできていたものなんですよね?

「そうですね。一年くらい前ですか。かなりムチャなつくり方をしましたね。鍵盤じゃなく、エンベロープでリフをつくってましたから(笑)。“ビ~”という延ばした音だけで、どこまで音階がつくれるのか、みたいな。でも、こういうトライって、いいですよ。だって、鍵盤の音楽って限界があるでしょう? (実際に「Wild Cat」を試聴しながら)...ヘンな曲ですね、やっぱり」

ーーリード・シンセのリフが特徴的ですね。普段の大沢さんの曲よりも、ワイルドだと思います。

「うん、「Wild Cat」ですから。本当は「イリオモテヤマネコ」でも良かったんですけど、それだとさすがに呆れられるでしょ」

ーーですね(笑)。カップリングの「Tiger」の方は、実は、過去にネットでデモを披露していた曲ですよね?

「ええ。たしか、“寅年だから”という理由でつくり始めた曲でした。一日くらいでできちゃったんじゃなかったかな」

ーーでも、バック・トラックは結構複雑なつくりになってますよね?

「すごい複雑ですね。通常ではありえないつくり方してますよ。サンプルのスタートポイントを動かしたり、ピッチを描いてフレーズを組んでます。何か音色を弾いてつくったものじゃないんですよ。「Tiger」は、DJでもよくかけてますね。この曲は、実は『SO2』に入れても良かったんです。でも、UKのA&Rと意見が合わなかったんで、入りませんでした。そのへんは、好みの問題ですよね」

ーーそうでしたか。エレクトロっぽいのに叙情的でもあるという、かなり面白い曲だと思います。そういう意味では、「Wild Cat/Tiger」は、ちょっとした意欲作、という感じでしょうか?(笑)。

「そうですね(笑)。僕、こういう感じの曲ならたくさんつくっているんで、言われれば、ネタ的に5~6曲はすぐ出てきますよ」

ーーLDKでは、こういった作品を今後もリリースしていく予定ですか?

「ええ。LDKは、そのためにつくったレーベルでもありますから、数ヶ月に一度くらいは出していきたいですね。リリースを、DJでタイムリーに使っていきたいですし。とはいえ、フロア・ライクな曲のみをリリースしていきたいわけじゃありませんけど」

ーーそのあたりは、ニューウェイブ時代にあったレーベルの良さを参考にしていきたいですね。いろんな曲を出しているけど、全体としては統一感があるという。

「ええ、そうですね。クレプスキュール、チェリー・レッド、ファクトリー、ラフ・トレード...。そういうレーベルを頭の中では思い描いています。音楽的バリエーションのあるレーベルにしたいと思ってますね。なんで、今後ともよろしくお願いします」

シングル情報

croquemonsieur_jk.jpg

CROQUEMONSIEUR
Wild Cat/Tiger
(JPN) LDK / LDK001
デジタル・リリース

01. Wild Cat
02. Tiger