
さて、そんな『プラスティック・ビーチ』。アルバムの下地となる部分をマードックが一人で、しかも絶海の孤島でつくり上げたこともあってか、前作とは趣の異なるサウンドが楽しめる内容となっています。その、カラフルで多彩なテイストは、例えるならば、“GORILLAZ流トロピカル&エキゾチック・サウンド”といったところでしょうか。モダンなエレクトロニック〜ヒップホップ・ビーツに乗せて、映画音楽のように華麗なストリングス、世界各国の様々な民族音楽的要素、そして時代を超越したポップ・ミュージックのエッセンスが次々に展開していく、まるで一つの物語を体験するかのようなサウンドを完成させています。
参加アーティスト陣も、前作に増して多様で、スヌープ・ドッグ、モス・デフ、デ・ラ・ソウルといったヒップホップ勢、ルー・リード(元ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)、マーク・E・スミス(ザ・フォール)、ミック・ジョーンズ&ポール・シムノン(元ザ・クラッシュ)、グリフ・リース(スーパー・ファーリー・アニマルズ)といったロック勢、さらには、ソウル界の大御所、ボビー・ウーマック、クラブ・ジャズ・シーンの注目株、ユキミ・ナガノ(リトル・ドラゴン)、UKグライム・シーンを代表するラッパー/MC、ケイノ、バッシーと、想定外のメンツが名を連ねています。
最新シングル「Stylo (Gorillaz + Mos Def feat. Bobby Womack)」を筆頭に、新たなるGORILLAZの音楽が詰まった『プラスティック・ビーチ』。マードックが、“GORILLAZ三部作という祭壇画の、三枚目の絵画となるように描いた”と語る本作は、GORILLAZ史上最高傑作という位置づけに相応しい作品でしょう。
なお、『プラスティック・ビーチ』は、<スタンダード・エディション>と<エクスペリエンス・エディション>の2つの仕様で発売され、<エクスペリエンス・エディション>の方は、購入したCDに封入された“ACCESS CARD”番号をサイトに入力すると、購入者限定のオンライン・コンテンツに接続できるという、GORILLAZの世界をより多角的に楽しめる“体験型アルバム”となっています。詳しくは、オフィシャル・サイトまで。



