モデル、ファッション・デザイナーの顔も持つ、多才なポップ・シンガー、MEG。クラブ・ミュージックとポップスをつなぐ音楽性と、趣向を凝らしたビジュアル・イメージで、リスナーに常に新しい刺激を届けているアイコン的存在だ。5月に発表した最新アルバム、『BEAUTIFUL』はオリコン・チャートTOP10をマーク、<SUMMER SONIC>にも2年連続出演を果たすなど、その勢いはとどまることを知らない。
そんなMEGが、早くもニュー・ミニ・アルバム『Journey』をリリースする。楽曲プロデューサーに、ニューヨークを拠点に活動する中国人クリエイター、デイブ・リアンによるソロ・プロジェクト、ザ・シャンハイ・レストレーション・プロジェクトを迎えた本作。旅をテーマに、ジャジー・テイストを織り交ぜた、繊細なエレクトロニック・ミュージックが展開された、コンセプチュアルなアルバムだ。
『Journey』で表現した新しいアーティスト像をひも解くべく、MEGに対面で話を聞いた。
――今回プロデューサーに迎えた、ザ・シャンハイ・レストレーション・プロジェクトは、以前からMEGさんのお気に入りアーティストだったそうですね。
「そうなんですよ。まだ私がインディーズで活動していた頃、iTunes Storeさんが私のバナーを出してくれていたんですけど、その隣に、ザ・シャンハイ・レストレーション・プロジェクトのバナーがあったんです。それで気になってダウンロードしてみたら、すごく良くて。これはCDで欲しいなと思って、海外のamazonから取り寄せたりしていました」
――一緒にアルバムをつくることになったのは、どんないきさつだったのでしょう?
「私が、“ザ・シャンハイ・レストレーション・プロジェクトを聴いてます”っていうのをブログに書いたら、デイブ本人から事務所にメールが来たんですよ。で、その後に彼が日本へ来る機会があったので、初めて会うことになりました。そこでデイブが、“僕はこういうプランを考えているんだけど、一緒に曲をつくらない?”っていう話をしてくれたんです」
――会ってすぐに、共作する話が決まったんですね。アルバムのテーマを“旅”にしたのはなぜですか?
「私が初めて、ザ・シャンハイ・レストレーション・プロジェクトのアルバムを聴いた時に感じた、日本には無いアジアの景色や、旅行感の延長を表現したかったんです。あと今までは、わりとカチっとしたイメージのアルバムをつくっていたから、ちょっと息抜きをしたかったというのもありますね。普段も、大きなプロジェクトを終えると旅へ行ったりするんですよ」


