Illustration by yunomi
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ボーカロイドの歌声をいかに自然に響かせるか、ということは、クリエイターにとって大きな課題の一つだ。その点、minato(流星P)は、ニコ動のコメント欄で“神調教”と絶賛されるほど、ボーカロイドから、なめらかな歌声を引き出すスキルに長けている。こうした、エモーショナルな声色や、自然な節回しを表現できるのは、ボーカリストでもあるminato(流星P)ならではだろう。その歌声によって、楽曲のメロディーや歌詞の存在感が一層強められているが、どんなことをイメージしながら、楽曲の世界観を生み出しているのだろう?
「たとえば、収録曲の「Soar」は、“自分が漫画、アニメの主題歌をつくるとしたら”、と考えて制作しました。歌詞は、頭の中で超短編小説のようなストーリーをつくって、それを凝縮している感じですね。なので、いらない裏設定もたくさんあります(笑)」
本作の収録曲の中で、特に印象深い楽曲については、こう語ってくれた。
「1曲1曲にいろいろな思い入れはあるんですが、個人的にチョイスするなら「向日葵」ですね。この曲は、去年の夏に祖父が亡くなった時つくった曲で、今振り返ってみると、これ以上はないほど、自分のために好きなように制作したので、すごく印象が強いです。何も考えずにつくった曲って、意外と本作には入っていないので、「向日葵」には、自分らしさが一番出ているのではないかと思います」
最後に、minato(流星P)が読者へ、以下のメッセージを届けてくれた。
「ちょっと真面目すぎて面白みに欠けたかもしれませんが、最後まで読んで下さってありがとうございます! 今後は、人間ボーカル楽曲にも、より力を入れて行く予定ですが、どのような形にしても、できる限り早く新しい曲を発表できるよう頑張りますので、ぜひまた聴いてやってください。よろしくお願いします!」
『magnet -favorites plus-』で、ぜひボーカロイドの美しい歌声が紡ぐ物語を堪能してほしい。なお、本作の初回限定盤には、イラストレーターの“ゆのみ”による、書き下ろしのブックレットが同梱されるので、そちらもお見逃しなく。
interview & text HIROKO TORIMURA


