【無機質な感情を表現した不思議な楽曲】
―'09年10月には、Mizca初のオリジナル曲、「Robotics」が配信限定でリリースされましたが、これはどんなイメージの楽曲ですか?
「私の中にあるイメージは、機械の中にある感情を歌っているような感じですね。感情を無にして歌ってほしい、というアドバイスもあったので。無機質な感じは、「Robotics」に限らず、Mizcaのどの曲にも共通していると思います」
―あえて感情を消して歌うことに、とまどいはありませんでしたか?
「今まで歌を練習する時に大事にしていたのが、技術よりも感情を人に伝えることだったので、難しいと感じる部分もたくさんありました。歌っていくうちに、慣れていった感じですね。感情を無にしたとしても、何も伝わってこない歌では、リスナーのみんなにスルーされてしまうので、どこか印象に残るような要素を、一曲の中で少しでも出せたらと思っています。「Robotics」では、無機質なりの特異な感情を表現できたので、歌詞やトラックの面白さと合わさって、いい仕上がりになったと思いますね」
―そしてこのたび、CDデビュー作となるシングル、『キラキラ☆』がリリースされましたね。このシングルは、リスナーにどう楽しんでもらいたいですか?
「タイトル曲の「キラキラ☆」は卒業ソングなので、いろんな思い出と共に、聴いてくれた人の日常に何気なく流れてくれたらいいですね。この曲は早口だし、歌詞に“くるぶし”とか、“耳たぶ”とか、今まであまりない単語が出てきたので(笑)、理解するのに時間がかかりました。でも、pal@popさんの楽曲には、一曲一曲ごとに素敵な言葉が散りばめられているので、想像をふくらませながら歌えましたね」
―カップリング曲にも、とても不思議な世界観が表れていますね。
「そうですね。pal@popさんがつくる楽曲には、わりと切ない歌詞や、かわいらしいサウンドが多いんですけど、3曲目の「United To The Sky 1.02」は、すごく突き抜けていて、強さが垣間みられるような曲ですね。私の中では、宇宙のような壮大なイメージがあります」
―歌詞も、なかなか深い内容ですしね。
「そうですね。2曲目の「Truly Lovely」も、普通の愛を歌っているんじゃなく、その先のもっともっと深い、あやしい世界を表現しています。どの曲もカラーが違うので、歌っていても、聴いていても面白いですね」
―「Truly Lovely」には、ポエトリーのような部分もありましたね。
「この手のものは、今までやったことが無かったですね(笑)。歌っているよりも、しゃべっている感覚だったので、とても新鮮でした」
―ところで、MizcaさんのPVやライブ・パフォーマンスは、ビジュアル・イメージの完成度がかなり高いですよね。そういった部分も含め、アイコン的存在でありたいという意識はありますか?
「そうですね。私自身もMizcaというものを演じている感覚だし、みんなにとっても、現実逃避できるような存在であってほしいと思います。ライブなどで、ファンの方々と触れ合う機会も多くなってきたし、もっと面白いことを提供していけたらと思っています。これからも、みんなが驚くような楽曲を届けていきたいですね。楽しみにしていてください!」




