DJ MITSU THE BEATS(GAGLE)、grooveman spot、MONO m.i.c.といった気鋭トラックメイカーを続々と輩出している、仙台のヒップホップ・シーンを拠点に活動するトラックメイカー、MONKEY sequence 19。ジェイ・ディーやマッドリブ、フライング・ロータスといったアーティストや、Stones Throwレーベルとの出合いをきっかけに、'07年頃から楽曲制作やJIG-MO名義でのライブを始めた彼は、弱冠20歳にしてRHYMESTERの最新アルバム、『マニフェスト』へ楽曲提供を果たしている期待の新星だ。
「昨年、松竹梅レコードからリリースした7インチ「Return Of The Super People」を、DJ JINさんがブログに取り上げてくださったんです。“おお!やったー!!”と喜んでいたところ、JAZZY SPORT経由で、アルバム参加のオファーをいただき、それはもう驚いたのなんのって(笑)。何曲か送ったデモの中から、一番ドープな「ライカライカ」が選ばれ、RHYMESTERの度量の広さに感動しました。完成曲を聴いて、あのトラックを乗りこなしてしまう二人のラップに、さらに感服しました」
彼が活動拠点としている仙台は、ヒップホップだけでなく、ハウスやロックなど様々なジャンルが盛んで、MONKEY MAJIKやFreeTEMPOら、メジャー・シーンで活躍するアーティストを輩出したことでも知られている。そんな仙台の音楽シーンは、MONKEY sequence 19の活動に、どんな影響を与えているのだろうか?
「仙台に住んで3年目ですが、音楽シーンの活発さは肌で感じています。ヒップホップに関しては、GAGLEの存在感がやはり圧倒的ですね。僕もGAGLEがいたから仙台に来た節があるんです。仙台は様々なジャンルをまたぐスペシャリストが数多くいる街で、クラブ・イベントもクロスオーヴァーでグッド・ミュージックを楽しめるものが多々あります。やはりそういうイベントに足を運ぶと、いい刺激をもらいますし、インスピレーションも働きます」
そんな彼が、ファースト・アルバム、『Substantial 12 Monkeys』を発表した。本作は、彼自身が“コンセプトは、MONKEY sequence 19の自己紹介”と語るように、MONKEY sequence 19の活動初期から、最近の作品まで12曲をコンパイルした作品だ。
「本作は、僕が模索してきたトラック・メイキングの道程そのものなので、12曲それぞれ個性がバラバラですが、それらを一つにパッケージした作品です。2曲目の「summer blu」は、もともと、JIG-MOの相方とライブで使っていたトラックなので、思い入れがありますね。ラストの「the love 4 U」は、個人的にスラム・ヴィレッジ「The Look Of Love」のリミックスとしてつくっていたトラックで、J ・ディラ、そしてバーティンへの追悼の念を込めています」




