Schroeder-Headz さまざまな音楽を生のアンサンブルで独自に翻訳する、新生ピアノ・トリオ

DE DE MOUSEや佐野元春、PUFFY、CHEMISTRY、BONNIE PINKなど、著名ミュージシャンのライブやレコーディングに参加しているキーボーディスト、渡辺シュンスケ。自身のソロや、カフェロン名義で、精力的なライブ活動を行っている。DE DE MOUSEのライブで、激しいパフォーマンスを披露しているキーボーディストといえば、ピンとくる読者も多いことだろう。

そんな彼が、このたび新たなソロ・プロジェクト、Schroeder-Headz(シュローダーヘッズ)を始動。ファースト・アルバムとなる『newdays』をリリースした。エレクトロニカ、ブレイクビーツ、ポスト・ロックといった現代音楽の要素を、ジャズやクラシックのフィルターを通し、ピアノ、ベース、ドラムのトリオ編成+プログラミングで独自に構築した本作。ときにセンチメンタルに、ユーモラスに、情熱的に変化していく、リリカルな楽曲群を楽しむことができる、斬新な作品となっている。

生演奏と打ち込みの融合を、ピアノ・トリオという最小限の編成で追求した『newdays』。その誕生背景を探るべく、渡辺シュンスケに話を聞いた。


ーー本誌初登場ということで、まずは音楽遍歴から教えてください。

「幼い頃からピアノをやっていたわけではなく、学生の時にバンド・ブームだったので、そこから音楽の道に入ったんです。坂本龍一さんに憧れて、あんな風にピアノを弾けたらいいなと思っていましたね。で、音大に進学する前後あたりから、さまざまな音楽を聴き始めました」

ーー渡辺さんの活動で軸となっているジャズには、いつ興味を持ったんですか?

「クラシックの勉強は大学でやったんですが、それとは別にジャズを習いに行っていました。ビル・エヴァンスのようなモダン・ジャズの、知性を感じさせるところが好きで、自分でも弾けたらと思ったんです。進学で上京した頃、ちょうど'90年代でアシッド・ジャズが流行していたのも、ジャズに興味を持ったきっかけでしたね」

ーーSchroeder-Headzを始動したきっかけは何だったんですか?

「まずは、ピアノ・トリオをやりたかったんです。ピアノ・トリオって、ベース、ドラム、ピアノという一番ミニマムなアンサンブルの基本形態だと思うんですね。で、ピアノ・トリオってジャズのイメージがあるけど、ジャズにとらわれず、いろんな音楽をこの形態で表現したかったんです。特に、DE DE君がやっているような音楽を、生のピアノ・トリオ・アンサンブルに翻訳したら、すごく面白いんじゃないかと思いました」

ーーなるほど。Schroeder-Headzでは、音を音に翻訳するというのが活動のスタンスなんですね。

「そうですね。エイフェックス・ツインをジャズ・ピアノ・トリオで演奏する、ザ・バッド・プラスというアメリカのバンドがいるんですが、彼らが生でドリルンベースとかを演奏しているライブを観て、すごくカッコいいと思ったんです。原曲は、いわゆるジャズ的にカバーしやすい構造の曲ではないと思うけど、彼らの場合は、それをピアノ・トリオのアンサンブルにうまく翻訳しているんですよね。ほかには、エレクトロニカとかフォークトロニカも好きで、北欧のmumとか、morr musicのラリ・プナをよく聴いています。生楽器とエディットした音との境目が分からないものって、心地良いんですよね。Schroeder-Headzでも、完全な生演奏のみではなく、エディットを取り入れたりして、リリカルで気持ち良い音を表現できたらと思っています」

アルバム情報

schroeder_jk.jpg

Schroeder-Headz
newdays
(JPN) Plankton / XQGU-1004

1. no sign
2. absence of absolutes
3. newdays
4. another hero
5. exodus
6. polka dots fish
7. boobies-hi
8. T.V.G





【LINK】
Schroeder-Headz MySpace

【RELEASE PARTY】
12/10(金)@ 西麻布super deluxe 
OPEN 19:00 / START 19:30

出演: Schroeder-Headz, Valravn (Denmark), DE DE MOUSE
前売3,500円 / 当日4,000yen (税込/ 全自由/ドリンク別)
先行発売: 10/20〜 Plankton
一般発売: 11/1〜 e-plus
INFO: Plankton(03-3498-2881)