supercell インターネット発のヒットメイカーが描き出す、春色のメロディー
tweet  はてなブックマークに登録

2007年に活動を開始した、コンポーザーのryoと複数のイラストレーター、デザイナーからなるクリエイティヴ・ユニット、supercell。「メルト」や「ワールドイズマイン」など、初音ミク・フィーチャーのオリジナル楽曲をニコニコ動画にアップし、2000万回を越える総再生回数を記録している、ボーカロイド・ムーヴメントの中心的存在だ。その人気は、インターネットの外へも波及し、'09年にはメジャー・デビュー・シングル「君の知らない物語」で、オリコン・シングル・チャートの5位にランクインする快挙を成し遂げている。

そんなsupercellが、歌い手のnagiを迎えた次なるシングル、「さよならメモリーズ」をリリースする。本作は、迫り来る別れの日に対する焦燥感や、あふれる思いを表現したタイトル曲をはじめ、三つの新曲を収録。全くカラーの異なる三つの世界観を描き出した意欲作だ。

supercell流の新たな卒業ソングとしてヒットを予感させる、「さよならメモリーズ」。その誕生背景について、楽曲を手がけたryoと、イラストを描いたredjuice、デザインを担当した宇佐義大(wooserdesign)の3人に語ってもらった。


――ニュー・シングル「さよならメモリーズ」は、どんなプロセスで制作していったんですか?

ryo「'09年の8月からひと月くらいかけて楽曲の制作をして、ある程度形になったものを、しる(redjuice)さんに渡しました」

宇佐義大「僕としるさんが、ラフ・ミックスの音源をもらったのは10月末くらいで、そこから作業を開始しました」

――タイトル曲の「さよならメモリーズ」では、どんなことをテーマにしましたか?

ryo「2月をテーマにしました。3月は本当に別れの季節だけど、2月はその前段階というか、みんなバラバラになって新しい生活を始める前の、最後の余韻というイメージが何となくあって、結構好きな季節なんです」

――この曲は、ギター、ピアノ、生のストリングスを取り入れた、重層的かつシンフォニックな楽曲ですが、nagiさんの瑞々しく澄んだ声がすごく生かされていますね。

ryo「nagiさんは、ファルセットと地声の境目をあまり感じさせない、グラデーションがかかったような、滑らかで広い声域を持っているんですよ。自分は、AメロBメロといった平歌部分のキーは低めで、サビのキーは高めの曲が好きなんですが、それにうまくハマるよう歌ってくれました」

宇佐「nagiさんは、素直に声を出している印象なんですが、同時に儚さも感じさせてくれるんですよね。それって、狙ってできるものじゃないですよね」

redjuice「それに、感情の乗せ方が本当に上手いと思います」

――redjuiceさんは、音から受けたイメージを、イラストのベースにしたんですか?

redjuice「はい。一番強烈な印象を与えてくれたのは、曲のイントロで、そこから校歌っぽいなと感じました。歌詞の中に“学校”という言葉は出てこないけど、学校のイメージが強かったんですよね。リリースが卒業のシーズンでもあるので、リスナーさんには、それも意識してもらえたらと思っています」

ryo「僕が今回のイラストを初めて見た印象は、面白い少女マンガの単行本みたいだなと思いました。少女マンガの棚に並んでいてもおかしくないですよね(笑)」

redjuice「今回のイラストは、普段の作風からかなり方向転換を図ったもので、若い女の子でも手に取りやすいようにしました」

アルバム情報

supercell_jk

supercell
さよならメモリーズ
(JPN) SONY / SRCL-7201~2
[初回限定盤・CD+DVD]


(JPN) SONY / SRCL-7203
[通常盤・CDのみ]

DISC 1
01. さよならメモリーズ
02. 教えてあげる
03. 約束をしよう
04. さよならメモリーズ -Instrumental-
05. 教えてあげる -Instrumental-

DISC 2(※初回限定盤のみ)
01. 「さよならメモリーズ」MUSIC VIDEO





【OFFICIAL HP】
http://www.supercell.jp