KITSUNÉ JAPONが送り出す、
ポップ&ダンサブルな最新鋭インディー・ギター・バンド
北アイルランドのバンガー/ドナガディーを拠点に活動する、ケヴィン・ベアード、サム・ハリデー、アレックス・トリンブルからなる三人組インディー・バンド、トゥー・ドア・シネマ・クラブ。'09年に、KITSUNÉからリリースしたシングル、「Something Good Can Work」と「I Can Talk」で脚光を集めた彼らは、平均年齢20歳という若さを誇る新星だ。今年に入ってもその注目度は衰えず、新人スターを占う英BBCの名物企画、“BBC SOUND OF 2010”にもノミネートされるなど、さらなる話題を呼んでいる。
そんな彼らが、デビュー・アルバム『ツーリスト・ヒストリー』をリリースした。KITSUNÉが立ち上げた新レーベル、KITSUNÉ JAPONからの初タイトル作品だ。ブロック・パーティーとの仕事で知られる、エリオット・ジェイムスをプロデューサーに、さらにフィリップ・ズダール(カシアス/モーターベース)をエンジニアに起用し、ほぼセルフ・レコーディングで完成させていた楽曲群を、理想のサウンドに仕立て直したという本作。その内容は、ダンサブルなビート、疾走感あふれるギター、そしてポップなメロディーが詰まった、とびきりキャッチーでアップリフティングなものとなっている。
問答無用のインディー・ギター・ポップを満載した『ツーリスト・ヒストリー』。その内容について、トゥー・ドア・シネマ・クラブのメンバー三名に、対面で話を聞いた。
【“Two Door Cinema”って、何?】
――まずは、あなた達がバンドを結成したきっかけについて教えてください。
ケヴィン・ベアード「僕ら三人は学生時代からの仲間で、15歳くらいの時にバンドを結成したんだ。結成した当初は、もう一人メンバーがいたから、四人組だったね。でも、そいつが途中で抜けたから、残った三人、つまりここにいる三人で、トゥー・ドア・シネマ・クラブを始めることにしたんだ」
――三人組になった時点で、トゥー・ドア・シネマ・クラブというバンド名にしたんですか?
アレックス・トリンブル「その通り!」
サム・ハリデー「新しいバンドを始めるような感覚になったから、バンド名も一新することにしたんだ。その頃は、音楽的な方向性も変化していたしね。15〜6歳の頃って、いろいろなものを吸収していく時期じゃない? だから、バンドの音楽性も日々変化していていたんだ。あの頃は、バンドとして一気に成長した時期だった」
――バンド名の由来は、何ですか?
サム「僕らの地元に、“Tudor Cinema”(テューダー・シネマ/編注:テューダーは、16世紀に栄えたイングランド王国、アイルランド王国の王朝名。テューダー朝)という映画館があるんだけど、その名前をわざと“Two Door”って読み間違えたものだね。最初は“Tudor”のままだったんだけど、二人が“読めないよ、Two Door?”って言うから(笑)、面白いと思って、そのまま使うことにしたんだ。だから、特に意味のないバンド名さ(笑)」
アレックス「バンド名の由来となった映画館は、50人くらいしか入らない、ほとんど会員制に近いような場所なんだ。興行とは関係なく、好きな映画を観られるような映画館さ」
――良い映画館ですね。ところで、あなた達の地元、北アイルランドのバンガーは、どんな場所なんですか?
サム「バンガーは、ベルファストから車で20分くらいの小さな街だから、音楽的に、特に何かがあるわけじゃないね。だから、僕らの活動の中心は、ベルファストだった」
ケヴィン「ベルファストのバンド・シーンって、仲の良いバンドが、お互いに支え合いながら活動しているような感じなんだ。バンドどうしの妙なライバル心とかもなかったから、健全だったね」


