その「Justin' Love feat.Monday Michiru」をはじめ、オリジナル楽曲では、女性ボーカルをフィーチャーした、メロウかつムーディーなR&Bを楽しむことができる。
「「Justin' Love feat.Monday Michiru」は、ファースト・アルバムの『Change』に「Just in Love」というタイトルで入っているんですが、自分の代表曲の一つなので、さらに多くの人に聴いてもらいたいと思い、メジャー第一弾となる本作にマイナーチェンジをしてグレードアップさせ収録しました。この曲に合う歌声を考えて、昔からファンだったMonday満ちるさんにお願いしました。それ以外のオリジナル曲は、先にフィーチャーする相手を決めて、一緒につくり上げていったので、感覚的には、サンプリング曲の制作手法と近いですね。あとは、アルバム全体のイメージを崩さないよう気を配りました」
サンプリング楽曲には、誰もが耳にしたことあるような、キャッチーでインパクト強い楽曲が使用されているが、クラブ・シーンにも対応するトラックにするために、サウンド・メイキングでは、どんな部分にこだわったのだろう?
「たとえば、スーパーマリオに関しては、原曲の8ビット・サウンドそのままだと、『Lovers』には合わないと思います。なので、フレーズも全て弾き直して、本作に合う雰囲気やコード感にアレンジし、今までにないマリオのメロディーを意識しました」
そんな本作の中で、特に印象深い曲について聞いてみると、こんな回答が帰ってきた。
「「Justin' Love」はもちろんですが、クインシー・ジョーンスがプロデュースした、マイケル・ジャクソン「Rock With You」のカバーは、10年前にできていたんですよ。だけど、今回ようやく許諾が下りて、収録できることになった、思い入れのある一曲ですね。あと、初めて日本語の歌詞に挑戦した「Graceful Star feat.Mei Kuroishi」は、みなさんにぜひ聴いてもらって、新しいVOLTA MASTERSを知ってもらえたらと思っています」
数々の試行錯誤を繰り返しながら、約一年の制作期間を経て完成した本作への思いを、VOLTA MASTERSは以下のように語ってくれた。
「クラブでかけることができる楽曲、というのが根本にあるんですが、それ以外にも、日本語の曲や、バラードの要素が強い曲、これまでとは違う切り口のポップな楽曲など、いろいろとチャレンジしてみました。この作品で、自分なりの“Love”が届けられたら嬉しいと思っています」
彼は今後、どのような音楽活動をしたいと考えているのだろう?
「次のアルバム制作にとりかかりたいです。ライブも好きなんですが、今は楽曲制作に専念したいですね。『Lovers』は、あくまで自分の一面を表現した作品なので、今後も、コンセプトによって切り口を変えて、いろんな作品をつくっていきたいですね。その上で、色んなジャンルのアーティストをフィーチャーできたらと思っています」
これまで以上に甘美なラブ・ソングがつまった『Lovers』。本作で、VOLTA MASTERSの新境地を堪能してほしい。
inerview & text HIROKO TORIMURA


