Arctic Monkeys インタビュー/LOUD149号
イギリス北部に位置する工業都市シェフィールドで結成された、平均年齢22歳の四人組バンド、アークティック・モンキーズ。フックの効いた楽曲とリアリズムあふれる歌詞を武器に、新世代ロック・シーンを席巻している彗星だ。'06年一月に発表したデビュー・アルバム『ホワットエヴァー・ピープル~』は、“The BRIT Awards”や“Mercury Prize”など数々の音楽賞でベスト・アルバムを獲得。全世界で200万枚を売り上げる大ヒットとなっている。
そんな彼らが、たった一年三ヶ月のインターバルで、新作『フェイヴァリット・ワースト・ナイトメアー』をリリースした。フロントマンのアレックス・ターナー自身がザ・プロディジーからの影響を公言している本作では、獰猛なグルーヴに目覚めたアークティック・モンキーズの新境地を楽しむことができる。
LOUDは、プロモーションのため来日していたアレックス・ターナーとジェイミー・クックを直撃。この新作について話を聞いた。なお、デビュー作発表当時ベースを務めていたアンディ・ニコルソンは、昨年六月に脱退。バンドには、メンバーと幼なじみのニック・オマリーが新加入している。
——昨年リリースしたデビュー・アルバムは大ブレイク作となりましたね。このヒットで、あなたたちにはどのような変化が起こりましたか?
アレックス・ターナー(vo, gu 以下A)「そうだね...、あのアルバムをリリースしてからライブの規模も大きくなったし、何から何まで変化したと思うよ」
——何か大きな買い物はしましたか?
A「フェンダーのギターを買ったくらいかな。日本で買ったんだ」
——あなたたちが登場して以来、イギリスのロック・シーンではザ・ビューやザ・ホラーズのような若いバンドの活躍が目立ちます。若いバンドたちの中に、“俺たちで盛り上げていこうぜ!”みたいな結束感はあるのですか?
A「いや...、わかんないなぁ。俺たちにはそのへんのバンドと横のつながりはないんだ。ザ・ホラーズの曲で好きな曲はあるけどね」
——ではセカンド・アルバムの話を聞かせてください。本作では、前作と大きく違うダンサブルなサウンドを展開していますね。新曲を聴いた周りの反応はいかがでしたか?
A「すごく良いよ。ヨーロッパとイギリス国内で何回かギグをやって新曲を披露したんだけど、オーディエンスからの反応はとても良かった。CDでこのアルバムを聴いてくれた人たちからも、エキサイティングな反応が返ってきている」
——マイク・クロッシーとジェームス・フォード(シミアン・モバイル・ディスコ)の二人をプロデュースに迎えて制作したそうですね。ジェームス・フォードは現在ダンスミュージック・クリエイターとしても注目されている人ですが、なぜ彼を起用することにしたのでしょう?
A「ジェームスとは、ファースト・アルバムの頃から一緒に仕事をしていたんだ。そのときは、“俺たちのサウンドにはちょっと違うかな?”と思っていたね。でも、ジェームスは一緒に仕事をしていて楽しい人だったし、今作のレコーディングは真っ白なキャンバスに絵を描いていくような作業だったから、もう一度一緒にやってみようという話になったんだ。今回は、レコーディングを始めてから一週間で感触が良いと感じたね」
(続きはLOUDE149号で!)


