MAXIMO PARK

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MAXIMO PARK インタビュー/LOUD130号

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MAXIMO PARK
Missing Songs

(JPN) BEAT / BRE-18


WARPの新たなディレクションを開拓するニューウェイヴ・ロッカー
MAXIMO PARK


他のバンドのキーボードを観ると、どうしてキーボードがいるのか解らないようなときがある。


 デビュー作『ア・サートゥン・トリガー』が全英チャート8位を記録し、最近ではマーキュリー・ミュージック・プライズにもノミネートされるなど、期待通りの活躍を見せているWARP初の本格的ロック・バンド、マキシモ・パーク。そんな彼らのBサイド/レア・トラック集『ミッシング・ソングス』は、バンドの実力の一端を確認できる内容となっている。人気曲「Graffiti」や「Apply Some Pressure」のデモやが収録されているが、既に十分楽曲として魅力ある内容となっているのだ。彼らの根底に高い作曲能力あり。というわけで、作曲の秘密を聞いてみた。
「基本的にはメンバーの誰か一人がアイディアを持ってくるんだ。それぞれ一人でいるときがインスピレーションを得たり、考える時間だね。それをメンバーに披露するんだ。そして最終的にはみんなで作曲をしていって、そこで初めて“マキシモ・パークの曲”になるんだ」(ポール・スミス/Vo)
「全員アーティストとして情熱を持っているから、より良くしてきたいという気持ちがあるんだよ。みんなのエネルギーや気持ちが合っているときは、一気にでき上がるね。でも曲によっては、ずっと演奏してきた曲でも『ちょっと違うんじゃないか?』とか相談して、絶えず書き直しているようなこともあるんだ」(ルーカス・ウーラー/Key)
 昨今の新人ロック・バンド群の中でも抜群のポップ感覚、一癖効いたメロディ・センスを持っている彼ら。特にルーカスのキーボードは、バンド・サウンドの要とも言える重要な要素となっている。意識していることはあるのだろうか?
「他のバンドのキーボードを観ると、どうしてキーボードがいるのか解らないようなときがあるんだ。だから、僕はキーボーディストとしての存在を確認するためにも、バンドに貢献をしていきたいと思っている。キーボードはメロディアスな印象もあるけど、打楽器でもあるよね。だから、曲によってリズムを重視して弾く場合と、メロディーを重視して弾く場合とがあるんだ。例えば「A19」はリズム重視だね。あとは、シンプルということも心がけているよ。エフェクターはあまり使わないし、音自体も他のバンドでは使わないような音色にしようと考えている」(ルーカス)
 もちろん、歌詞の内容にも妥協はない。最後に、どんなことを表現して伝えたいのかを聞いてみた。
「僕がいつも書き留めているノートがあるんだけど、そこから全員で良いフレーズなどを選んでいく。僕の人生が基本になっているよ。僕の経験や僕のまわりで起こったことを自分のフィルターを通して表現しているんだ。そして自分の人生から得たドラマや感情は、リスナーの人生にも関係しているはずなんだ。だって人間は常に感情的な生き物だろ?」(ポール)

text FUMINORI TANIUE