PRIMAL SCREAM

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PRIMAL SCREAM インタビュー/LOUD139号

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PRIMAL SCREAM
Riot City Blues
(JPN) SONY / SICP 1085

クレイジーな大都会で聴く、プライマル流カントリー&ブルース PRIMAL SCREAM

UKを代表するロック・バンド、プライマル・スクリーム。時代と共に変貌を続けてきた彼らが、約四年ぶり、八作目のオリジナル・アルバム『ライオット・シティ・ブルース』をリリースした。
ブルージーなヴィンテージ・ロックンロールや、'60年代のガレージ/サイケデリック・ロックからの影響をストレートに反映させた内容だが、どうしてこのようなアプローチとなったのだろう? アンドリュー・イネスに話を聞いた。
「プライマルはアルバムを発表するごとに新しい音楽に挑戦しているんだ。今回は新たにインディアン・ハーモニアムっていう鍵盤楽器や、マンドリン、バンジョー、ハーモニカといったトラディショナルな楽器を使ったのさ。その結果、サンプラーやシンセを使用した前作とは異なる、ナチュラルでアコースティックなサウンドに仕上がった。何年も同じことを続けていると飽きちゃうんだよ(笑)」
 今作のプロデューサーは、ザ・ヴァーヴやU2を手がけてきたユース(元キリング・ジョーク)だ。これまで実現しなかったことが不思議なほどしっくりくる組み合わせだが、なぜ彼を起用したのだろう?
「何人かのプロデューサーと会ってみたんだけど、どのプロデューサーも俺達の新譜素材を誉めちぎるだけだった。ところが、ユースだけは“この曲はこうすれば良くなるよ”って、具体的に案を出してくれた。プライマルが必要としていたのは、より良い作品ができるように俺達の背中を押してくれるプロデューサーだったのさ。彼は俺達の能力を上手く引き出してくれたと思うよ」
 ゲストには、ウィル・サージェント(エコー&ザ・バニーメン)、ウォーレン・エリス(ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズ)、アリソン・モスハート(ザ・キルズ)らが名を連ねている。彼らは、どういう経緯で参加することになったのだろう。
「サイケ・ギターを弾ける人っていうことで、マニが知り合いだったウィルにお願いしたんだ。一時間くらいであっという間に録音できたよ。ウォーレンとは、'93年頃からの付き合いだ。バイオリンを入れたかったから、彼がロンドンに来た際にフィドルを弾いてもらった。演奏が上手いよな。アリソンとは、二年前のUKツアーで知り合った。あんなにダーティなロックンロール・ヴォイスは彼女にしか出せないよ。パティ・スミスなみさ!」
 最後に、『ライオット・シティ・ブルース』というタイトルの意味を聞いてみた。
「ボビーのアイディアなんだ。1stシングル「Country Girl」の歌詞に登場する言葉で、“大都会で聴くカントリー&ブルース”という意味を込めている。大都会って、ロンドンでも東京でもクレイジーだろ。俺たちはそんな大都会が好きなんだ」  正真正銘のロックンロール・フリークであり続けるプライマル・スクリーム。9月には、ジャパン・ツアーが予定されている。
プライマル・スクリーム、現在のライヴ・メンバー。左から、バーリー・カドガン(G)、アンドリュー・イネス(G/Synth)、ボビー・ギレスピー(Vo)、マニ(B)、マーティン・ダフィ(Key)、ダレン・ムーニー(Dr)。ロバート・ヤング(G)は休養中で、代わりにリトル・バーリーのバーリー・カドガンが参加する形となっている。

text FUMINORI TANIUE
translation KEIKO YUYAMA