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2011年06月06日

SPECIAL

ATARI TEENAGE RIOT『Is This Hyperreal?』特集

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“政治的メッセージを発信していく武器”として、'92年にアレック・エンパイア、ハニン・エライアス、カール・クラックがドイツで結成したバンド、アタリ・ティーンエイジ・ライオット(ATR)。過激な言動とノイジーな高速エレクトロ~ブレイクビーツを武器に、“デジタルハードコア”というジャンルを確立した、歴史的重要アクトです。『Delete Yourself』(''95)、『The Future Of War』('97)、『60 Seconds Wipe Out』('99)と、3作のアルバムを発表するも、'01年のカール死去以降、バンドは事実上解散状態となっていました。

そんな彼らが、なんと12年ぶりに復活を遂げ、最新作『イズ・ディス・ハイパーリアル?』を6/8にリリースします。アレック・エンパイア、ニック・エンドウ('97年に加入)、そして新メンバーのCXキッドトロニックという新体制で制作された注目作です。

ここでは、そんな『イズ・ディス・ハイパーリアル?』の内容について、アレック・エンパイアの発言と共にご紹介しましょう。なお彼らは、フジロックの7/31(日)RED MARQUEEのトリとして出演することが決定しております。また、8/1(月)20:00より、タワーレコード渋谷店B1F STAGE ONEにて、“ATARI TEENAGE RIOT special live DJ set”を披露することも決定しています(こちらの参加方法&詳細はtower.jpをご覧ください)。


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ATARI TEENAGE RIOT

12年ぶりに完全復活を遂げた、デジタルハードコアの雄


“政治的メッセージを発信していく武器”として、'92年にアレック・エンパイア、ハニン・エライアス、カール・クラックがドイツで結成したバンド、アタリ・ティーンエイジ・ライオット(ATR)。過激な言動とノイジーな高速エレクトロ~ブレイクビーツを武器に、“デジタルハードコア”というジャンルを確立した、歴史的重要アクトだ。『Delete Yourself』(''95)、『The Future Of War』('97)、『60 Seconds Wipe Out』('99)と、3作のアルバムを発表するも、'01年のカール死去以降、バンドは事実上解散状態となっていた。

そんな彼らが、なんと12年ぶりに復活を遂げ、最新作『イズ・ディス・ハイパーリアル?』をリリースする。昨年、ハニンの呼びかけで再結成を果たすも、彼女は体調を崩したことで離脱し、アレック・エンパイア、ニック・エンドウ('97年に加入)、そして新メンバーのCXキッドトロニックという新体制で制作された注目作だ。今作の内容について、ATRのリーダー、アレックは次のように語っている。

「ATRのニュー・アルバムは、ハッカーの活動や、政府、企業によるインターネット規制が、その自由を奪うという側面を追求している」

そして、彼はこう続ける。

「これはグーグル時代のプロテスト・アルバムなんだ。音楽面に関して言えば、ATRらしいサウンドをより未来的に聴こえるように務めた。ビートにはよりパンチを加え、ベースラインもよりヘヴィーにしたことで、トラックに一段階上の深さを与えるようにした」

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そんな本作の内容は、インターネット時代における政治活動について歌った「Activate!」、スティーヴ・アオキをフィーチャーし、ハッカー・アクティヴィズムについて歌った「Codebreaker」、人々がネットの使用をやめるという未来を描いた「Digital Decay」を筆頭に、強烈なアジテーション、メタリックなビート、不穏なシンセ・リフが鳴り響く、正にハードなもの。タイトル曲の「Is This Hyperreal?」の内容に関しては、ATRは次のようなコメントを出している。

「いくつもの猛烈なデモがやがて革命となり、本来なら人々が自由を得るはずなのに、独裁主義的な社会をつくり上げ、市民はお互いを敵視しあうようになってしまうストーリーを写した」

そして、アルバムのラストを飾る「Collapse of History」では、とても示唆的なコメントを出している。

「俺達が暮らしている時代というのは、空間と時間が感じられなくなってしまった時代だ。欲しい物はなんでもすぐ手に入る。 例えば、'50年代の音楽を楽しむ今の若者も増えてきた。真のポピュラー・ミュージックは失われ、大衆文化も終わりに近づいてきている。この歌は人間の多様性への讃歌だ」

彼らにしか生み出せない、衝撃的なサウンドが詰まった『イズ・ディス・ハイパーリアル?』。本作は、ATRの存在意義を自ら見つめ直し、そのアクションが今なお有効であることを示した会心作だ。なお、今作に先立ち、9mm Parabellum Bulletが監修した最新ミニベスト盤『Introducing Digital Hardcore - 9mm Parabellum Bullet selection』もリリースされている。


【アルバム情報】

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ATARI TEENAGE RIOT
Is This Hyperreal?
(JPN) BEAT/DHR / BRC-293
(JPN) BEAT/DHR / BRC-293T(Tシャツ付き)
※初回限定!ATR復刻デザイン・ステッカー5枚封入!!
6月8日発売
HMVでチェック

tracklisting
01. Activate!
02. Blood In My Eyes
03. Black Flags
04. Is This Hyperreal?
05. Codebreaker
06. Shadow Identity
07. Re-arrange Your Synapses
08. Digital Decay
09. The Only Slight Glimmer of Hope
10. Collapse of History

[Bonus Track for Japan]
11. Activate! (Atari Teenage Riot Remix)
12. Activate! (Live in London)


【オフィシャルサイト】
http://www.beatink.com/Labels/DHR/ATR/BRC-293/
http://www.atari-teenage-riot.com/